日本のエースは水谷隼ですが、丹羽孝希、松平健太
も世界の舞台においてエースの活躍が出来る選手です。調子が良ければ3人がエース的立場に成り得ます。世界選手権東京大会の男子チームの目標は、もちろん優勝でしょう。優勝するには、日本女子と同じく中国に勝たなければいけません。
チャンスはあるか? 私はあると思います。それには、水谷隼選手、丹羽孝希選手、松平健太選手の三人が絶好調で戦うことが出来ることが必要です。三人が絶好調であればチャンスを掴むことが出来ると思います。一人でも調子が悪いようではいけません。そのためにも岸川聖也と塩野真人の起用のタイミングと活躍が大事になってきます。チーム戦で全員が絶好調で戦うことは難しい、誰かが調子が悪く足を引っ張るようになるものの、他の選手の頑張りでチームを勝利に導いてくれるのです。
しかし、中国に対してはあり得ないでしょう。全員が絶好調でなければいけません。反対を言えば、中国でも誰かが調子を落としている場合があると言えます。その選手を狙い撃ちにしていくことが肝要です。すると中国チーム全体がビビッて来ます。過去、中国男子がチーム戦で負けた1979年のハンガリーはゲルゲリー、ヨニエル、クランパの三銃士がパワードライブで大爆発したとき、ワルドナー、パーソン、アベルグレン、リンド、カールソンで連覇したスウェーデンと戦った時の中国は、誰かが【蛇に睨まれたカエル】状態になってしまいチームが総崩れしたように感じました。
日本の3人なら中国の牙城を崩すことができるはずです。日本チームが絶好調で戦ってもらうには、我々も手助けしたいものです。会場での統制のとれた応援が必要です。大歓声の中、日本チームは必ず感動のプレーで世界制覇してくれるでしょう。
卓球ファンの戯言
平岡義博
プレミアムサービスで平岡義博監督の卓球指導動画が見放題