邱 建新(きゅう けんしん/Qiu Jianxin)監督は、1965年12月26日生まれ中華人民共和国江蘇省出身です。
選手時代は中国ナショナルチームで右ペン表ソフト速攻型でサーブから一気に攻撃することを得意としていました。
1986年の全中国選手権では男子団体と男子ダブルスで優勝しています。また、1987年に学生世界チャンピオンとなり中国ナショナルチームでプレーしていました。
1989年にドイツに渡りブンデスリーガのSpvg Steinhagenに入団しました。1990年には Post Müllheim、1992年にはブンデスリーガ2部のフリッケンハウゼンに移籍しています。なお、フリッケンハウゼンは1995年ブンデスリーガ1部に昇格しています。
現役引退後はドイツに留まりフリッケンハウゼンで監督を務めキャリアを積み、 2005–2006年シーズンにチームがドイツチャンピオンになると、同年のコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
また1997年には青森山田学園のコーチに就任し、トップ選手達の指導へ携わってきました。
2014年には日本のトップ選手を本格指導する目的でドイツ・ニュルティンゲンにBTTC(バタフライ・テーブルテニスセンター)を設立し日本や世界中から集まる若い選手たちに精力的に指導を行いました。BTTCでのトップ選手への指導の様子はこちらから視聴できます。
BTTCで浜本由惟選手に指導する邱建新監督
同年、水谷隼選手とプライベートコーとなり全日本での復活優勝、そしてリオデジャネイロオリンピックでは日本選手としてはオリンピックのシングルスで初のメダル(銅メダル)をもたらしました。また2019年には石川佳純選手のプライベートコーチに就き、熾烈な東京五輪の代表争いに打ち勝ち、石川佳純選手はオリンピック3大会続けての団体戦メダル獲得へと導きました。
その後も日本代表コーチとしてナショナルトレーニングセンターでの練習やワールドツアーに帯同しつつ、2018年から2021年まで、水谷隼選手・張本智和選手・石川佳純選手をはじめ多くの強豪選手が所属する木下グループ卓球部の総監督を務めました。
2022年には大阪に拠点を移し邱卓球塾を設立しています。
松下大星選手に指導する邱建新監督
邱卓球塾での指導の様子は「邱コーチ考案の特殊3点練習!相手のコース取りを先読みし得点を取れる練習内容by邱建新&松下大星」でも視聴できます。
なお息子である邱党選手もドイツブンデスリーガの名門・ボルシア・デュッセルドルフに在籍する卓球選手で世界で活躍しています。
邱党選手に指導する邱建新監督
世界で戦えるトップ選手を指導・育成してきた邱建新監督に今後も注目と期待が高まります。
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