及川 瑞基(おいかわ みずき)選手は1997年6月26日生まれで宮城県出身の選手です。
右シェーク裏裏のドライブ主戦型。
小柄だが中後陣に下がっても軽快なフットワークを武器に粘り強いプレーが可能。
前陣から繰り出される両ハンドでのスピードの速い連続攻撃は圧巻。
ブンデスリーガで培った相手をみながら戦術を考え的確に対処する「思考する卓球」も及川選手の特徴の一つです。
ITTF世界ランキング最高は47位(2023年9月)段位は7段。
及川選手は5歳のとき2人の姉の影響で卓球を始めました。そのとき通っていた卓球クラブは張本智和選手・美和選手の両親が監督を務める「仙台ジュニア」です。
はじめは週に1回程度だった練習も、試合での悔しい思いをバネに徐々に練習量を増やしていきました。
その結果小学4年生で全日本選手権大会カブの部準優勝、小学6年生では全日本選手権大会ホープスの部 で準優勝することができました。
小学校卒業後は強豪校である青森山田中学、そして青森山田高校へ進学しました。
また、中学3年時にはドイツ・ブンデスリーガにも挑戦しています。
2016-2017シーズンから2019-2020シーズンにかけて、ドイツ・ブンデスリーガ1部のケーニヒスホーフェンに在籍していました。
なかでも2018-2019シーズンにはドイツのベテランであるバスティアン・シュテガーをフルゲームで破り、さらに卓球界のレジェンド的な存在でもあるボルシア・デュッセルドルフのエース、ティモ・ボル選手を3-2破り大金星を挙げるなど話題となりました。
そのときの様子を板垣コーチがブログで詳細に語っています。
また、当時の及川選手が徹底的に強化した内容は「及川瑞基の7つの進化」から視聴可能です。
バウンド直後に跳ね上がらない下回転サーブを練習する及川選手
相手のノータッチを奪う電光石火の回り込みフォアハンドドライブ
高校1年のインターハイ団体戦決勝では1番手で出場も当時希望ヶ丘高校の田添響選手に逆転負けを喫しました。
そこで青森山田高校のインターハイ連覇記録は8でストップしました。
シングルスにでは1年生ながら決勝に進出するも同じ青森山田高校の先輩、森薗政崇選手の気迫に圧倒され1-4で惜敗。
2年生で迎えたインターハイでも同じ青森山田高校の坪井勇磨選手に準決勝で敗れ3位。
3年生のインターハイでも愛工大名電高校の木造勇人選手に準決勝で敗れ3位という結果でした。
その悔しい思いから高校卒業後もドイツ・ブンデスリーガへの挑戦を続けることを条件に専修大学に進学しました。
大学卒業後はプロ卓球選手として活動しています。
2020年からTリーグに参戦し木下マイスター東京に所属しています。背番号は#55。
2020-2021シーズンの戦績は19勝5敗という素晴らしい成績で年間最優秀選手賞を受賞しました。
2020年の全日本選手権では、中高大とともに過ごしてきたライバルでもあり最高のパートナーでもある三部航平選手と組んだダブルスで初優勝を飾りました。
さらに、2021年の全日本選手権では青森山田中学・高校の先輩である森薗政崇選手を制し、シングルス優勝という素晴らしい結果を残しています。
この時開催された「全日本2021優勝記念!!及川瑞基と板垣監督の対談ライブ!」では板垣コーチと試合時の心境などを詳細に語ってくれました。
リラックスした表情で板垣ヘッドコーチとの対談に臨む及川選手
及川選手との対談に笑顔で応じる板垣ヘッドコーチ
国内だけでなく国際大会においても目覚ましい活躍を見せる及川選手から今後も目が離せません!
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