最後の最後で、後味の悪い結末となりました。
世界卓球ブタペスト大会、全ての試合の最終試合が女子ダブルス決勝戦。
伊藤・早田ペアに優勝の期待が高まりました。
相手は中国の若手ペアで実力はあるものの
まだ不安定な部分が見え隠れしていました。
1ゲームの出だしから日本ペアの素晴らしいプレーに、私は優勝を確信しました。
1-0リードの2ゲーム中に、日本のテレビで観戦していた高校時代の友達からLINEが入って来ました。
「平岡の予想スコアは?」
「4-2で勝ち」と送り返しました。
日本ペアが完全に押していましたが、中国ペアは必ず戦い方を変えてくるので、簡単には勝たせてもらえないと予測。
それでも日本ペアのプレーは素晴らしく接戦を制して4-2で勝つと予想していました。
予想通り2-2タイに持ち込まれました。
伊藤は良いプレーをしていましたが、
ダブルスの大事な要素『打ったら動く』
パートナーの次打のために移動してスペースを作ることが微妙に出来ていなかったかもしれません。
中国ペアはダブルスの定石
『打った相手に打ち返す』
早田のフォアサイド
早田のミスが目立ち始めました。
4ゲーム目には、立っている姿勢もバランスが崩れているように見えました。
それでも自力がついているのでしょう。
5ゲーム目、運命の9-9
サービスエース!がレット判定に…
会場では、オーロラビジョンで2回スローモーションでリプレイされました。
2回目は、会場の観客もネットではないことを確信して、大ブーイング!
審判の判定は覆られずレット (¬_¬)
痛い5ゲーム目を落としてしまいました。
それでも勝つチャンスはありました。
一番残念に感じたのは、
何故もっと励まし合い戦わなかったのか。
トップ選手には自分のペースやスタイルがあるでしょうが、この場面はペアの絆が大切で、励まし合い、確認し合うことが最優先されるべきです。
あくまでも、遠い観客席から観ていて感じたことなので、帰国してビデオで確認する必要がありますね。
誤審とダブルスペアの在り方。
2つのことが、頭から離れないまま、
世界卓球ブタペスト大会の会場を後にしました。
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