バイエルン州にある KIst というクラブ(3部リーグ)が75周年を迎えました。今シーズンでドイツの英雄 ティモ・ボル選手が引退するということで、Kist がデュッセルドルフのホームゲームの権利を買い?デュッセルドルフのホームゲームではありますが クニックスホーフェンから1時間離れた町 ブルツブルグで試合が行われました。
ブルツブルグはバスケットボールの1部リーグを持っており、そのアリーナに2,900人の観客を迎えてのブンデスリーグ第10節。前日にチェコで行われたヨーロッパチャンピオンズリーグには ボル選手は不出場。体調不良と発表になっていましたが、この大会はボル選手のための試合と言っても過言ではないため 出場してくるだろうと感じていました。
クニックスホーフェンはバスティーが不出場。このような記念大会では特に負けられないデュッセルドルフは ツインエースのダン(ドイツ/WR11位)とシェルベリ(スウェーデン/WR18位)がしっかりと汗を流しており、チームとして勝利するのは かなり厳しいながらも 一矢報いたいと感じていました。
前節のブレーメン戦 同様に Jin が第1試合でエースと対決する思い切ったオーダー。デュッセルドルフはダンがエースと予想し、過去に勝利したことのあるフィリップがエース。3番がアレグロ。
クニックスホーフェンからも大応援団が駆けつけてくれた試合がスタート!
1番 ダン vs Jin。デュッセルドルフのエース級の選手の中で昨シーズン対戦したことのないダンに対し、Jin が 厳しい攻めを見せながら終盤まで競り合うも「最後の1点」を取るための戦術に長けているダン。第4ゲームではスーパーラリーで得点を挙げるも1対3で敗退
2番 シェルベリ vs フィリップ。パリ オリンピックで自信をつけたシェルベリは 卓球の厳しさが よりレベルアップし、サーブから レシーブから の展開に全く隙がなく0対3で敗退
3番 ボル vs アレグロ。ボル選手のための大会?とはいえ、私は全く引くつもりはありません。ただ体調不良とはいえ ボル選手に勝つのは簡単ではありません。第1ゲームを2対11で簡単に落としましたが 過去に何度も対戦して ボル選手の卓球スタイルをアレグロに伝え 徐々にアレグロのプレーが蘇ってきました。最終ゲームジュースの場面でも「1番正しい」戦術を取ることができ レジェンドに3対2で勝利!
4番 ダン vs フィリップ。第1ゲーム 何度もゲームポイントを取りながらもジュースで落とし、ここから自信を持ったダンには付け入る隙がなくなり0対3で敗退
チームも1対3で敗退しました ..
【ハイライト動画です】
昨シーズンはプレーオフも含め5回対戦したデュッセルドルフ。本当にリーグ優勝を目指すなら このチームに勝たなければなりません。が、後半戦でも対戦するので 今回は1対3での敗退ではありましたが収穫はありました。
前半戦残り1試合。世界ランキング17位まで上り詰めてきたデュダ選手(ドイツ)が率いるチームとのホームゲームで締めくくりです。
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