ブンデスリーグ第9節 アウェーでのブレーメン戦。その1週間前…
「Koji, sorry.. ハーフロングボールの練習をしていて右手の小指を卓球台にぶつけてしまった。骨折と診断された」とバスティー
試合に向けてしっかりと準備していた中でのアクシデント こればかりは選手を責めることはできません。ブレーメン戦はバスティー抜き。それでも「どうやれば勝つ可能性があるのか」を考えなければなりません。
本来ならエース起用はJinですが、もっと思い切って「リスクもある」戦い方をしないとチームとしての勝利には届かないと感じたため、あえて
No1. Filip
No2. Jin
No3. Allegro
Jinは第1試合で相手エースを捕まえに行く真っ向勝負。Jinが負けてチームが0対3になってもしょうがない.. 勝てれば相手チームに大きなプレッシャーがかかる
対するブレーメンはFalck(Sweden/WR63位)とGerassimenko(カザフスタン/WR41位)のどっちもNO1の実力がある。相手のオーダーは全く読めない..
第1試合からエース対決の試合がスタート
1番 Falck vs JIn。同じ年の両選手はジュニア時代から何度も対戦しています。ジュニア時代はJinが勝ち越していましたが、シニアになってからは勝ったことがありませんでした。私が何度もFalckと対戦してきた戦術も伝えながら Jinが最高の集中力を見せ3対1で大きな先制点!
2番 Gerassimenko vs Filip。ブレーメンでの試合は 卓球台が「跳ねる」ため 生命線であるロングサーブが失速してしまうフィリップ。1球を入れ込む能力の高いGerassimenkoに0対3で敗退
3番 Putuntica(モルドバ)vs Allegro。戸上選手に勝利するなど ここまでシングルス全勝中のPitunticaは思い切って振り切る両ハンドが入りだすと厄介な選手です。スタートはAllegroのサーブや 台上技術などの小さいポイントを稼ぎ 2対0とリードしますが 徐々に長いラリーが増えてきて試合はフルゲームに突入。しかし最後まで細かい技術で勝負したAllegroが3対2で勝利!
4番 Falck vs Filip。過去に2勝しているFilipでしたが、このホールではFalckに勝利したことがなく、フルゲームまで縺れた試合はFalckの勝利。
5番 Gerassimenko, Putuntica 組 vs JIn, Allegro 組。大きなラリーではどこまでもボールに届くブレーメンペアーに対し、台上で先手を取ってから厳しいボールを打ち込み、自分たちの長所を発揮する連携プレーが炸裂し、3対1で勝利!
バスティー抜きの苦しい試合でしたがブレーメンに勝利しました!
【ハイライト動画です(Jinの試合はカメラの調子が悪く撮影できていませんでした)】
これで前半戦は残り2試合。バスティーは出場できそうもないので、この2試合を1勝1敗では折り返したいですが 厳しい試合になると思います。
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