4月3日(日)Konigshofenから西へ400キロ。Saarburuken(ザーリュブルッケン)はフランスとの国境の町です。あと400キロでパリに到着です。
空港・大学もある大きな都市には、日本のトレセンと同じオリンピックを目指す総合スポーツ施設があります。試合の前日に移動し宿泊しました。
試合結果は5対5の引き分け。前半戦で4対6で負けているチームに引き分けだったので「Congrats5-5(引き分けでおめでとう)」と声をかけていただきましたが、2つの試合で勝つチャンスがあったので、正直悔しいです。
及川選手はシングルスの第1試合でLakatos選手(ハンガリー)との対戦。前半戦ではゲームオールジュースで勝っていますが..
5ゲーム目5対2でチェンジエンド!
レシーブから強気で攻め6対2!「4本差だぞ!」
青森山田時代、選手に口うるさく言ってきたことがあります。「4本差には気をつけること!」です。11点ゲームになり私の分析ではこの「4本差」は選手が最も気持ちが抜ける点差だと思います。次の1本、自分がフッと気を抜くか、相手が開き直ってプレーしてきた瞬間に展開が変わります。この点差から逆転されると精神的に落ち込みます。また反対に逆転できれば勝つチャンスが広がります。
Lakatos選手は開き直ってきました。こうなったら
もう止められません。
6対10と大逆転され敗退…
卓球は精神面が最も重要な競技です..
ただ、ここで踏ん張れるのが後半戦の及川選手です。前半戦で0対3で負けているMutti選手(イタリア)には
3対0で完勝。Mutti選手は国際大会で何度も見ているので、投げ上げる・上げないSVと台上プレーの特徴は完璧に抑えました。
この試合を引き分けで終わった我がクニックホーフェンは最終戦を残し10チーム中3位に後退し、優勝は上位2チームの結果次第となってしまいました。
最終戦は17日(日)ホームに首位のユーリッヒを迎えて行われます。
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