吉村和弘選手は、第1シードでドイツのリオ代表であるシュテガー選手と対戦。ゲームカウント0対3から追いつき、7ゲーム目も8対4とリード(ベンチに入れなかったので遠方からの7ゲーム目終盤の動画です)。しかしここから強気のレシーブとロングサーブに逆転負け。惜しい!ベンチは賢二(松平賢二選手)です。自分が敗退しても後輩のベンチに入って応援してくれる人間性は本当に素晴らしいです!
キリアン選手はまずアンダー21で準決勝に進出し松山選手(愛知工業大学)と対戦します。3、4ゲームともにジュースの大激戦は松山選手の粘り強さが上まりました。松山選手は昨シーズンドイツ2部リーグでたくさんの試合をし、本当に強くなりました。アンダー21では第1シードを、シングルスでは第2シードを倒しました。アンダー21の決勝もフルゲームジュースで勝利。松山選手、本当におめでとう!
キリアン選手のシングルスは、3回戦でイングランドの WALKER Samuel 選手(ドイツでは森薗選手のチームメイトで、世界卓球団体戦準決勝で大島選手に勝利した選手)との対戦。戦術、ラリーでのパワーも良く強敵に4対1で勝利。
続く準々決勝はスペインの CANTERO Jesus選手。ヨーロッパでは唯一の右ペン表ソフトです。過去の世界卓球では松平健太選手にも勝利した選手です。ペン表との対戦機会がないキリアン選手。 CANTERO 選手の動画を見ると滅多打ちしている動画ばかりでしたが、私自身が高校までシェーク表表だったので、最も嫌だった戦術を彼に伝えて試合開始です。
1〜3ゲームは全てジュースでしたが、何と4対0の勝利で自身初のプロツアーの準決勝進出です!
明日は同じドイツのシュテガー選手との試合なのでベンチコーチなしです。ですので私の仕事はここまでです。早朝出発でドイツまで10時間の運転です。キリアンの試合の心配と同じくらい自分も安全運転です。
今日も試合終了後、ホテルのレストランに21:35に戻り夕食と思っていたら、何とレストランに鍵がかかっていました(泣)。ただ奥に明かりが見えたのでノックをするとマネージャーが出てきてくれ、事情を話しましたが残念ながらコックさんが既に帰宅。マネージャーは笑いながらチーズと生ハムをサービスしてくれました。
スロベニア最終日、キリアンの活躍に祝杯!とワクワクしながら車で帰ってきましたが惨敗でした。でもマネージャーが凄く親切な方でこれも良い思い出です。
帰宅したら翌日(5月1日)は長男(アキト)の誕生日。しかもメーデーの祝日です。
お祝いの前にまずは午前・午後の練習からです(笑)。
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