24歳で選手生活を辞め、山形県米沢中央高校で英語教師として勤務し卓球部の顧問になりました。数年後に当時山形県チャンピオンだった生徒を連れてグレンツァオで合宿を行いました。ちょうどその年は松下浩二さん(現Tリーグ代表理事)がデュッセルドルフに移籍した年で、松下さんの開幕戦を応援に生徒とここデュッセルドルフにやってきました。割り箸に紙を貼り付けて日の丸の旗を作り応援したのを思い出しました。それがこの「デュッセルドルフ・センターコート」でした。真っ暗になった会場からスポットライトに照らされて入場してくる松下さんが格好良くて「いつか日本にもこんなプロリーグができたらなぁ」と思いました。
20数年もの月日が流れ、自分がその夢だった舞台でヘッドコーチとして指揮をとり「公式発表900人」の敵地で吠えることができたのはたくさんの方々のご支援のお陰と本当に感謝いたします。そして日本でも「Tリーグ」がまさにスタートしようとしています。
深夜1時に自宅に着いたらテーブルにライブで応援してくれていた双子が手紙を書いていてくれました。
デュッセルドロフ?デュッセルドルフです。ブンデスリーグ勝てるといいね?勝ちました!
翌日、ゆっくり目を覚ますと子供達は学校に行っていました。やっぱりクニックスホーフェンの祝日にはなっていませんでした。
プレミアムサービスで板垣孝司監督の卓球指導動画が見放題