キリアン選手はアクズ選手(フランス・WR90位)とベスト8決定戦です。過去の対戦では勝利したことがない選手です。お互いが回り込んでのフォアハンドを得意とするため大きな打ち合いを想定していましたが、今日のアクズ選手はストップ対ストップに徹し予想外の展開に持ち込まれたまま1対4での敗退でした。フォアハンドの大砲を持つキリアン選手ですが、いかにして細かいプレーから自分の展開に持ち込むか。来シーズンの大きな課題ですが方向性が見え始めたので楽しみです。
及川選手のベスト8決定戦はウー・ジャージ選手(ドミニカ共和国)です。ジュニア時代に中国代表として活躍したウー選手は、中ペン裏面を操るやりにくい選手ですが、イメージ通りの戦い方で4対1で勝利。
続く準々決勝はワルター選手(ドイツ・WR38位)。ブンデスリーグでは1勝1敗ですが、今回は前回上手くいった戦術に対応され1対4で敗退でした。2週連続のツアーで好成績を収めるのはなかなか難しいですが、先週のスロベニアで優勝、今週のクロアチアでベスト8という成績は実力がついてきた証拠だと思います。全日本選手権直後から3ヶ月以上ヨーロッパで生活した及川選手。精神的な疲労は相当あると思いますが、帰国前に大きな手応えを掴んだ感があります。帰国後の国内大会と8月末から始まるブンデスリーグでの飛躍は期待「大」です!
8月から続いたブンデスリーグとワールドツアーも一旦オフに入りますが、明日はクニックホフェン第2チームの大事な試合があります。私が毎日指導しているジュニア選手が出場している第2チームはドイツ全体の6部リーグですが、明日勝てば5部リーグへの昇格になります。一人の選手が怪我で手術したため、長男のアキトが6番手で出場することになりました。責任重大..
私も緊張してきました…
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