ハンガリーのブダペストから近藤直子さんとセイヤ君、お兄さんがホリデーを利用してクニックスホーフェンに来てくれました。セイヤ君はアキトの1歳年下で、アンダー13の部でシングルスではブダペストで優勝。チーム戦ではハンガリーで優勝という実績を持つ卓球選手です。パイロットを目指しているお兄さんは卓球はしていませんが、ドイツ語の勉強を兼ねて一緒に来てくれました。
近藤さんとの出会いは今年の1月にKids達の試合のためにブダペストに行った時でした。会場で男の子が「こんにちは」と私たちに声をかけてくれ、30分くらい談笑しました。あまりに流暢な日本語にちょっとビックリしながら事情を聞いたらお母様が日本人!アキトとコハル・カズトとすぐに仲良くなりました。当日、大会会場にいなかったお母さんに妻が手紙を書いたことがきっかけで、交流が始まりました。
近藤直子さんは、ハンガリーを中心に、テレビ局などの中継やTV・ CMなどの映像制作の仕事をされている方です。またハンガリーにあるドイツ系の合唱団を10年以上指導している合唱指揮者でもあります。そしてお子さんのセイヤ君が卓球選手ということもあり、クニックスフォーヘンで10日間練習のために来てくれました。
私の中には、ハンガリーの卓球はバックハンドの感覚に優れているというイメージがありセイヤ君もバックハンドの感覚が非常に優れています。ここではフォアハンドとフットワークを強化したいと思います。
近藤さんにはある事件で本当に助けていただきました…
ヨーロッパでは高速道路の料金を支払う時、3つのシステムがあります。日本のように走った区間毎に料金を支払うシステム。事前に「ビニエッタ」という券を購入し、フロントガラスに貼り付けるシステム。そして自分の車のナンバーをサービスエリアやガソリンスタンドでコンピューターに登録する「E-ビニエッタ」というシステムです。
1月にブダペストに行った時に初のE-ビニエッタ。
高速に入る前のガソリンスタンドに入ったら、コンピュータが故障しE-ビニエッタに登録できないので、次のスタンドに行けと言われ、次のスタンドでもコンピュータが故障していました。そのまま高速に入りサービスエリアで登録でき「良かった〜。買えて。」とホッと一息。
しかし数ヶ月後
「あなたはE-ビニエッタと買わず高速を利用したので罰金を支払いなさい!」という通知が届きました。それも○百ユーロも!マジ驚!
すぐにグーグルマップで登録したサービスエリアを探し出し電話をしましたが「レシート持ってますか?無くしたのなら証明できませんよ」と一点張り。レシート無くしたし..。
助けて下さったのは近藤さんでした。近藤さんがサービスエリアに直接電話して「1月4日17時頃のレシートの記録を探して欲しい」と伝え、店員が見つけてコピーを送って下さいました!私のナンバーの前のアルファベットが抜けていたため、高速道路のシステムが認識できなかったとのことです。当初、証拠品であるレシートを送っただけでは認めてもらえず窮地に立たされていましたが、ハンガリーの関係者とやり取りをしていただき、最終的に税金として数ユーロのみの支払いとなりました。
私のために東奔西走して下さった近藤さんには感謝しきれません。唯一自分ができる「卓球の指導」で恩返ししたいと思います。
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