エントリー数の関係で予選からノックアウトシステムのチェコオープン。予選とは思えないハイレベルな試合続きで各コートから目が離せません!
ベンチに入ったキリアン選手は初戦からガルドシュ(オーストリア・WR49位)選手との対戦。4月の世界選手権で馬龍選手をゲームオールまで追い詰めたガルドシュ選手はゲーム後半でも全く崩れず、キリアン選手は2対4で敗退しました。競った場面でも全く凡ミスがないガルドシュ選手に対し、キリアンもベンチの私も「この一点」を取れる術が見つからず..。強豪相手ではありますが、たった1試合で終了は悔しいです。
今日のハイライトはマ・テ選手(中国)vs 高木和 卓 選手だと思います。先週のブルガリアオープンで3位に入ったマ選手は鉄壁のカットを誇り幾度となく日本選手の前に立ちはだかった選手です。会場隅のコートで行われたこの試合は、1時間半を越す大会随一の好ゲームとなりました。
最終ゲームまでもつれた試合はマ選手が10-7とマッチポイントを取り、勝負ありと誰もが思いましたが、高木和選手のアンビリーバブルな粘りでゲームオールジュースに!12-12での両者渾身のドライブ対ドライブの驚異的なラリーを高木和選手が取り、勝負あり!高木和選手はコートに倒れてのガッツポーズでした!
試合から戻った高木和選手にカメラを向け(冒頭の写真です)「卓!ナイスゲーム!」と声をかけると「腹減ったっす!」「最後は腹に力が入らなかったけど気合いで勝ちました!」の卓。素晴らしい!
私の大好きな教え子の一人でもある卓の魂の頑張りには本当に感動しました。
クニックスホーフェンでは、及川選手が勝ち残っているので明日の応援に全力を尽くしたいと思います。
プレミアムサービスで板垣孝司監督の卓球指導動画が見放題