【まずはキレキレの及川選手のプレーから】
前日にホームで行われたドイツカップのベイグノイシュタッド戦ではチームは0対3で敗退しました。及川選手は極度の時差に襲われ、全くボールに反応できず Paul Drinkhall選手(イギリス/WR78位)に敗退。そして今シーズン絶好調のキリアン選手も膝を怪我してしまい出場できなく、せっかく来てくださったサポーターの方に申し訳ない試合内容でした。
気持ちを切り替えてのザーリュブリュッケン戦。鍵は及川選手の体調の回復にかかっていましたが、「よく寝れました。今日は大丈夫です!」の言葉を信じ強敵に挑戦です。
この日のために日本から駆け付けて下さったシェークハンズの小谷社長、そして新しくスポンサーになって下さったマイミンゲン BMW のスタッフの方、昨日の敗戦にも関わらず今日もアリーナに足を運んで下さったサポーターの方のためにも、やはり素晴らしい試合を展開したい、その気持ちだけで試合に臨みました。
及川選手には「戦術も大切だけど、それよりもまず1点でも1セットでも多く取って、声を出して自分を盛り上げていこう!」だけのアドバイスで試合がスタートです。
【ハイライト動画です(4番のシングルスまで)】
及川選手が世界ランク15位のフランシスカ選手(ドイツ)と45位のリャオ選手(中国台北)に勝利するも、マヨロシュ選手がフルゲーム9対11でダルコ選手に惜敗し、5番のダブルスも負けて2対3での敗退でした。
やはりキリアンの怪我が痛いです。キリアンとマヨロシュのダブルスはコンビネーションが良く、ダブルスまで回せれば強敵に勝てると計算していた試合だっただけに残念でした。しかし、及川選手の躍動感のあるプレーのお陰で、サポーターの皆さんも喜んでくれたと思います。マイミンゲン BMW の社長に「初めて卓球を目の前で見たけれど本当に素晴らしいスポーツだ。プレーの迫力と一点を争う緊張感に感動したよ。」と言っていただきました。
フランシスカ選手もベイグノイシュタッドのデュダ選手も試合前後には入念なストレッチをしていました。(デュダ選手は40分やっていました。)プロ選手は体が資本です。一度怪我をしたら治ってベストの状態に持って行くまで何ヶ月もかかってしまいます。
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