アウェイでのムールハオゼン戦、キリアン選手を故障で欠き苦しい試合が続きます。今シーズン好調をキープしている及川選手ですが、昨シーズンはイオネスク選手(ルーマニア・WR46位、ヨーロッパ選手権2位)、ハーベソン選手(オーストリア・WR38位、ヨーロッパ選手権ダブルス優勝)に敗退しており、チームとしても接戦に持ち込むことも簡単ではないこの試合。こちらのオーダーも読まれているので「誰を及川選手に当てに来るか」が勝負の鍵でした。
1番はマヨロシュ選手 対 ハーベソン選手。ハーベソン選手のパワーのあるボールに押され0対3での敗退。
2番は及川選手 対 イオネスク選手。巧みな台上プレーから豪快なフォアハンドで得点するイオネスク選手に対し、前回の対戦とは全く違うサーブで勝負し、3対0での快勝です!
及川選手は試合前日午後もクニックホーフェンで私と3時間の多球練習をこなし最後まで努力を続けていました。そして試合では素晴らしい反応で難敵に勝利してくれました。
試合の前後には「炊き込み御飯おにぎり」で栄養を補給してもらい、もう一試合頑張ってもらいます!
3番のフィリップ選手 対 メンゲル選手(ドイツ)。最後までYGサーブに対応できず0対3での敗退です。
4番のエース対決は及川選手 対 ハーベソン選手。前回の対戦を分析し、1ゲーム目10対7とリードしましたが、このセットを逆転で落とし、完全に流れを持っていかれました。10対8の場面でハーベソン選手がどんなレシーブの待ちをしてくるかは分析の結果確信があったので、私も勇気を持って1ゲーム目からタイムアウトを取らなければならない試合でした。緊迫した場面で選手だけに任せてしまった私の大きな反省です。
【ハイライトビデオです】
次節はホームに最下位のユーリッヒを迎えての試合です。この試合に勝たないと最下位という可能性すら出てきてしまいます。
【このボールはエッヂ?サイド?】
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