世界選手権が終わりました。今後の2020〜2022年はアジアとアメリカで行われるので、間近で見れる数少ないチャンスでした。
やはりライブと言ってもネットで見るのと実際の会場で見るのは雰囲気や緊張感が全く違いました。まずは日本選手団の皆様、本当にお疲れ様でした。
男子シングルスで40年ぶりのメダル獲得に王手をかけたコウキ(丹羽選手)。試合が終了し出口に向かって歩いていると肩を叩かれ振り向いたら「先生、こんにちは!」とわざわざ声をかけてくれました。惜しくもメダル獲得とはなりませんでしたが、ファンタジスタ丹羽孝希を十分に発揮した試合でした。会場の外国のお客さんからも「コーキ!コーキ!」コールが沸き起こり会場はまるで丹羽選手のホームのような雰囲気でした。更なる高みを目指す丹羽選手にとっては貴重は経験になったと思います!
隼(水谷選手)も本当にお疲れ様!
水谷選手はたった30メートル程度の道のりもたくさんの写真撮影に応じるため本来なら10秒程度で通れる道も2分以上かかってしまいます。
マサ(森薗選手)とは少ししか会えませんでしたが、アキトが会って一緒に写真を撮ってもらいました。シングルス・ダブルス・ミックスの3種目に挑戦した経験は必ず生きると思います。
3年前にクニックスホーフェンを訪れ合宿をしたミキハウスの佐藤選手・橋本選手は女子ダブルスで堂々のメダル獲得です!特に第2会場での試合は真後ろから応援できたので緊張感が半端なかったです!苦しい場面でも二人で声をかけあってプレーする姿は本当に感動的でした。会場を離れる時に妻と子供達が歩いていたら橋本選手が後ろからわざわざ追いかけてきてくれて「応援ありがとうございました」という挨拶に来てくれたそうです。世界で活躍する選手なのにお礼を言える選手だからますます応援したくなります。
今回の試合で最も印象に残ったのは女子シングルス優勝の劉詩文選手。特別にファンなわけではありませんが、過去何度も優勝のチャンスがありながら優勝できず、決勝戦では硬さが見られ「力を出し切れないのか?」と思いましたが、最後まで気力を振り絞って掴んだ世界チャンピオンには自然にスタンディングオベーションで拍手をしていました。今回2回の11−0。対戦相手への敬意だと本人が言う通り、これからこのような試合も増えてくるのではないのでしょうか。
個人的にはブンデスリーグでプレーしている選手たちのプレーに注目していました。シーズン中は敵チームとして真剣勝負をしていますが、試合会場ではお互いに声をかけたり、自分のチームだけでなくブンデスリーグ全体を盛り上げようと全プレーヤーが最高のパフォーマンスを披露しようとしています。イオネスク(ルーマニア)選手・ロブレス選手(スペイン)の男子ダブルス準優勝やゴジー・シモン選手(フランス)の活躍など身近でプレーしている選手たちの頑張りはブンデスリーグのレベルの高さを表してくれ嬉しかったです。
そして大会最終種目の女子ダブルス決勝戦….迎えた第5ゲームの9対9でのレット….
最初何が起きたかわからず「えっ?ネット?エッジ?」とスロービデオに食い入るように見入りました。判定は覆りませんでしたが、もし自分が日本のベンチに座っていたらどうだっただろう。逆に中国ベンチに座っていたらどうしただろう…
考えさせられる世紀の判定でした。
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