優勝したフィルス選手、佐藤選手、おめでとうございます。タイオープンは男女共カットマンが勝利しました。長いラリーから繰り広げられる壮絶なラリーは観客を釘付けにしていました。
ブンデスリーグで何度も対戦しているフィルス選手は攻撃のパターンが非常に多彩で最後までソウ選手(韓国)に落ち着いてカットを打たせませんでした。
優勝直後の佐藤選手、疲労困憊の中、写真を撮らせてもらってありがとうございました。準決勝・決勝のミキハウス勢との同士討ちを4対3,4対3で切り抜けての優勝は凄いです。
今回、男子シングルスで真っ先に警戒したのが準優勝した韓国のソウ選手。数年前は全盛期の張継科選手に勝利し、韓国代表として活躍していたのですが、急に国際大会に出場しなくなりました。世界ランクも下がり男子のドローを見たときに「ソウ選手がどこに入ってくるかが一つの鍵になるな。でも、全盛期の力が戻っているかな」と思いました。
この人がベンチに入り彼を復活させていました。
呉 光憲先生です。
やっぱりな…..
淑徳大学女子卓球部監督として同大学の黄金時代を築き、世界ジュニア女子団体では中国を破る悲願の優勝を達成した呉先生。
私と同じ1970年生まれの戌年です。
呉先生に話を教えてもらいました。ソウ選手は他のチームに所属していたのですが、2年間の徴兵の時にモチベーションも落ちて韓国国内でもトップグループではなくなったのだそうです。そこで呉先生が彼とコンタクトを取り自分のチームのエースとして迎え入れなのだそうです。
そして彼と交わした一つの約束は「3年間は厳しい俺の指導に頑張って付いてきてくれ。そしてもう一度国際大会にも出場し活躍しよう」との事です。
同じ指導者として呉先生の選手に対する情熱は尊敬する部分がたくさんあります。青森山田の生徒も何人もお世話になり全日本学生チャンピオンに育ててもらいました。
やっぱり【 一流になるために近道なし 】です…
今回のタイオープン、会場とホテル間の送迎バスは完璧、何人か体調を崩した選手もいましたが、ボランティアの方々が親身に対応してくれたり、凄く親切な対応をしてくれ素晴らしい大会でした。
こんな小さなミスはどうでもよくなりました。(私が選手?チアガキ?)
笑って帰国できそうです。
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