セネッツでの第1戦が終了しました。クニックスホーフェンから出場した5選手全員が予選リーグを通過し決勝トーナメントに進出しました。
2010生のコハルが2007以下のミニカデット(女子)でビックリの優勝!全く面識のない(ドイツ)国外の一回り体格の良い選手に囲まれながら、飄々と優勝を勝ち取りました。
2010生同じくミニカデット(男子)に出場したカズトはベスト32。男の子で4歳年上だとまだちょっと厳しいかな…。でも優勝した選手にも善戦するなど力は出し切ったと思います。
2005生のアキト、アレックス、2006生のヤコブが2004〜2006のカデットに出場しました。ヤコブがベスト64、アレックスがベスト16、アキトが3位に入賞しました。
アキトは準々決勝の大接戦を気力で勝ち取りましたが、準決勝の相手(2位の選手)には完敗でした。この選手がスロバキアのカデット2位、優勝者がスロバキアの1位です。敗れはしたもののクロアチア合宿でイングランドのカデットチャンピオンと練習し、今大会ではスロバキア2位の選手と試合をし、同年代の各国のチャンピオンクラスと真剣勝負ができたのは貴重な財産です。優勝するまでもう少し!
大会に一緒に来ている妻が試合の中盤くらいからクスクス笑い始めていました。「あのコート見てて。今試合が終わりそうだけど、終わった瞬間に練習したい選手がダァーとなだれ込むのよ。試合が終わった選手同士で握手もできないくらい。あんな光景、日本では見たことない..」
練習会場がないジュニアのヨーロッパの試合では普通の見慣れた光景です笑。試合が終了しそうなコートの前に陣取り、終わった瞬間に卓球台を獲る!
【ファイト フォー ザ テーブル!】
世界で勝つためにマリオ・アミズィッチが日本の子供達に最初に教えた事の一つです。引っ込み思案で「練習コートがないので練習できません」と言ってくる日本の選手に「卓球台と戦うんだ」「遠慮しないで卓球台を獲れ!」と【Fight for the table】を教育しました。今では日本選手の方が国際大会では堂々としていますね!
試合が終了し、サテライト第2戦の地、チェコのオストラバ近郊に移動しました。スロバキアとチェコの国境付近の高速を約100キロ北上です。スロバキアはたくさんのお城があることで有名で、高速道路を運転していても珍しいお城を見ることができました。
【第1戦セネッツ大会のハイライドビデオです】
チェコでの宿泊地をブッキング・ドット・コムから予約しましたが、大きな公園の中に入り(馬の糞)が落ちている山道を登り「こんな山奥に本当にアパートメントがあるの…と心配しながら何とか到着。
まるで中世のお城のようなアパートメントでした!ナイスチョイス!しかも良心的な価格!
オーナーに話を聞くと、この建物は一昔前、眼下に広がる広大な公園を監視していた人が住んでいたのだそうです。明日は夕方から本会場で練習に、いよいよ明後日に第2戦(個人戦)が始まります。長い遠征の集大成を見せたいところです。
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