昨シーズン、ブンデスリーグとドイツカップの2冠に輝いたオクセンハウゼンはカルデラーノ選手(ブラジル/WR6位)とゴジー選手(フランス/WR20位)のツートップが強く、団体戦に強いフェガール選手(オーストリア/WR70位)ディアス選手(ポーランド/WR73位)、若いシドレンコ選手(ロシア/WR190位)も力があります。過去1対3の試合はしたことがありますが、ラストまで試合が回ったこともありません。
ただ今日はゴジー選手が体調不良、ディアス選手はポーランドオープンに出場のため2点は取れるだろう。それでもチームが勝つためにあと1勝ができるか。何れにしても大エースのカルデラーノ選手に確実に2勝されては始まりません。何度も何度もカルデラーノ選手の試合を分析しました。
この試合は平日開催(10月18日 金曜日 19:00スタート)。クニックスホーフェンから300キロ離れたアウェイゲームでしたが、サポーターのファンクラブの方々がわざわざ応援に来てくれました。声援では完全に勝っていました!
1番 カルデラーノ選手 vs フィリップ選手。実力的には劣っているかもしれませんが、カルデラーノ選手のサーブ・レシーブの特徴を完全に理解したフィリップ選手がフルゲームまで食い下がります。それでも最後の最後にチキータと強烈なフルスイングを打ち込んでくるカルデラーノ選手は本当に強い。勝利までは届かず敗退。
2番 シュテガー選手 vs フェガール選手。シュテガー選手のYGサーブからのシステムがはまり、難敵に3対0の完勝!
3番 及川選手 vs シドレンコ選手。ヨーロッパ若手の有望株ではありますが、ブンデスリーグでの経験は圧倒的に及川選手の方が格上です。ポイントは僅差でしたが、最後までミスの少なかった及川選手が勝利!これでチームも2対1とリード!
4番 シュテガー選手 vs カルデラーノ選手。両選手ともに隙のない両ハンドドライブを持っているためにストップ対ストップの息詰まる試合展開になりますが、そこから大きなラリーになった時にカルデラーノ選手が強く0対3で敗退。
ラストのダブルスは右右の及川・フィリップ組に対し右左のフェガール・シドレンコ組。ラリーが続くとバックサイドにボールを集められ甘くなったボールをワイドに打ち込まれる展開に打開策がなく、無理にストップストップに持ち込んでも少しでも甘くなったストップをしっかり仕留められthe End。
あと1勝が遠く2対3での敗退。チームも5勝2敗の三位に後退しました。
【ハイライト動画です(シュテガー vs カルデラーノはありません)】
カルデラーノ選手に負けた後、「コージ、どうしてもフォア前のストップに自信がない。何かアドバイスもらえないか?」とシュテガー選手。39歳の大黒柱のあくなき向上心に心が奮い立ちました。
次節はデュッセルドルフを迎えてのホームゲームです。
試合終了が22:30。そこからフランクフルト近郊の町に車を運転しホテルに到着したのが午前3:00。子供達の全ドイツトップ48のベンチコーチに行きました。頭はボーッとしてフラフラでしたが、アキトがベスト16に入り次のステージであるトップ24への出場権を取り、ヤコブとコハルが23位。
試合が続けば勝ちも負けも当然ありますが、一喜一憂しないでコツコツと練習を続けるしかなさそうです。
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