超満員のデュッセルドルフ戦。
2番の試合が終わり、15分の休憩時間にスピードコンテストの決勝戦がありました。
【スピードコンテストの動画です】
柏選手が95㎞/hを出して優勝!さすがです!(全員が同じ条件で行うために指定されたラケットで行いました)
予選でも一位、本線でも見事一位!強いなあ。
100ユーロ分はドイツバタフライ製品と交換できます。コハルとカズトが『バタフライ100ユーロいいな〜』と見てました
デュッセルドルフ戦は村上選手と柏選手にはベンチから応援してもらいました。
バースティーも調子が良かったのですが、ティモ選手の飛びついてからの右手に持ち替えてのドライブの瞬間を生で見れたのは彼らにとってきっと思い出に残るのではないのでしょうか。そうそう村上選手はティモとハイタッチしたので『やべ、一生手洗えない』と言ってましたが、直後にトイレに行った時には忘れていて手を洗ってしまったそうです。
会場のロビーでは卓球のゲーム、ミニ卓球台、卓球製品の販売、くじ引き、もちろん飲食コーナーなどあり、今回の試合招致はそれほどまでにリーゲンスブルグにとって盛大かつ重要なイベントであったことは間違いありません。
同じ日に長男のアキトは全ドイツカデットTOP12に出場していました。TOP48からTOP24,そして最終戦のTOP12まで続くのがドイツのシステムです。TOP12は全選手の総当たりリーグ戦。この年代は12人全員の実力が拮抗していて、飛び抜けた選手もまだいないため全敗もあり得る、逆に上位もあり得る僅差の混戦になると思っていました。
アキトは最初の同じバイエルン州の選手との同士討ちで2敗したのが痛く6勝5敗退で6位でしたが、同じ年代でITTFジュニアサーキットにも出場しているドイツナショナルチームの選手2人と優勝した選手にも勝ち、本人は結果に満足はしていませんが、少し結果が出せたのでよく頑張ったと思います。
先月同年生まれの竹谷くんが来てくれたことが少しアキトの気持ちに火がついたようです。
何を言っても理解しているの?と聞くことが多くて本当に卓球を自分の意思でやっているのか?親のためにやっているのではないか?と親目線からもどかしく思うことが多かったです。妻が甘えん坊のアキトに竹谷くんが一人でドイツで一週間過ごしたことは相当の覚悟を持ってきたんだよと言うことを話したことがありました。そうこうしている時に『僕、来季他のチームでプレーしたい。パパがいると甘えているのを知っている。だから自分で試合会場やチームまで電車で移動して試合出て戻って、ちゃんと今まで通り学校に通う。あるチームに相談したらいいよと言ってくれた』と言ってきました。親としてちょっとだけですが卓球に対する覚悟を持ってくれたことはうれしかったです。そのせいか今回ベンチではよく『聴いてくれた』と思います。1日だけベンチに入り別れましたが、帰り際に『パパありがとう、パパのベンチのありがたさをわかったよ』と言ってくれました。今まで負ければ『パパが言ったからこれやった』という受け身な発言が多かったので今回は少しだけですが成長したと思います。やはり意識が変わると子供って変わるんだなあと思いました。
二週間前のオーバーリーガ(第2チームの試合)ではシングルスで勝てず、その後の10日間はトレーニングをしっかりやりました。トレーニングはすぐに結果には表れないので継続するしかありません。ただ今回は「アキトに合った」方法での体幹トレーニングを見つけることができ、毎日練習前後10数分ずつ行っただけでプレー中の姿勢を保つ体の力と瞬発力が見えてきたのは収穫でした。
アキトは会場のケルンからの帰りの足がなく、2歳年上の選手のご両親にデュッセルドルフ戦の会場近くまで送ってもらいました。途中のサービスエリアで待ち合わせをしたのですが、ご両親が『一人では心配』ということでバスが来るまで一緒に過ごしてくれ夕飯をご馳走になりました。
そして帰りのバスでは、いつの間にか会場のくじ引きでなぜかビール6本を当てたカズトがちゃっかり商売をしていました笑。2ユーロで引いたくじが7ユーロになっていたのはもちろん大人たちが喜んで買ってくれたからです。僕がもらおうとした時にはもう空ビンでした。。。
翌朝、カズトが学校に行こうとすると冬用のコートがどこを探しても見当たりませんでした。バスの中で興奮してコートを置きっぱなしで帰ってきたようです泣。このDNAは以前ドイツ遠征に来た時にドイツ鉄道内にコートを置き忘れ、さらに帰国の飛行機にはジャンパーを置き忘れた父親から受け継いでいるかもしれないです。
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