前半戦では優勝候補のザールブリュッケンに初勝利しましたが後半戦では完敗でした。ここで強敵に勝てればファイナル4への夢が近づく一戦でしたが、直前にキリアンが膝を痛めてしまい出場できず。対するザールブリュッケンは前半戦の時に怪我をしていたダルコ(スロベニア/WR31位)がエースとして出場し盤石の体勢。しかも前半戦でシュテガーに敗退していたシャン・クン(中国)をまたシュテガーにあてに来るという強気のオーダー。3選手がベストパフォーマンスを発揮できてやっと五分に持ち込める相手に、今日は勝機は見えてきませんでした。
1番 ダルコ vs サリフー。得意のバックハンドで執拗にサリフーのバックサイドを攻めるダルコ。サリフーは無理に回り込んで勝負するしかありませんでしたが、しっかりブロックされて勝機を見出せず。0対3で敗退。
2番 シャン・クン vs シュテガー。前半戦ではシュテガーのぶっつりキレた下回転サーブが威力を発揮しましたが、今日は全く逆の展開で、最後までシャン・クンのキレた下回転サーブに手こずりました。長いラリーでも凡ミスせず、最後まで落ち着いてプレーしたシャン・クン。両者持ち味を発揮したハイレベルな試合でしたが、最終ゲームの2対2から相手にネットインが2本.. そこからリズムを取り戻せず2対3で敗退。
3番 フランシスカ(ドイツ/WR16位) vs フィリップ。2年前の対戦では全く歯が立たなかったフィリップでしたが、今日はスタートからエンジン全開!第1ゲームを取り第2ゲームも9対8とリードし、フランシスカがタイムアウト。「9対9になっても大丈夫。サーブが大切。今日のフランシスカはフィリップのロングサーブを警戒してチキータに来ないから、サーブをツーバウンドさせれば大丈夫。だけど台から出たら一発で打たれるから注意して!」とアドバイスしたにも関わらずサーブが台から出てしまったフィリップ.. ここはまだ残念ですが経験値不足。及川選手の1部リーグ挑戦最初のシーズンも全く同じ感じだったので、ここから本人が何を学ぶかが重要になってくると思います。
【 ハイライト動画です】
これでチームは9勝8敗の7位となりましたが、ここからの残り5試合はトップ3との対戦がありません。もちろん前半戦で負けているチームとの対戦がありますが、自分たちが5連勝できれば… プレーオフの可能性はまだあります。
次節は金曜日にアウェーのグレンツッァオ。すぐに日曜日のムールハオゼンと休む間もなく試合が続きますが、奇跡を信じて最後まで戦うしかありません。
ドイツでは、少しずつですがコロナの感染者が減ってきているように感じます。ロックダウン中はクラブでのジュニアの練習もバイエルン州の代表選手だけが許可されていましたが、今週からやっと「候補選手」も練習が許可されました。
妻は..
市民学校でオンラインでの日本語教室を始めましたが、学校側から夜に講座をして欲しいとの要望で18時30分からのスタート・・・のはずがズームへのリンクが上手くいかず、開始直前まで「どうしよ〜!誰も来ない..」とパニックになりながらも何とか接続完了。ドイツ語を駆使しながら日本語を教えていました。熱心な受講者ばかりで、準備した教材が時間内で足りなくなるそうです。学校で第3第4の語学を履修するヨーロッパ人は、基本的に外国語を学ぶことに抵抗がないように感じます。「次は日本語を勉強しようかな?」くらい「難しい」とアンロックせず、軽い気持ちで自分の語学をアップデートしてきます。まさに語学の「UU理論」です。コロナが終息し、日本人がクニックスホーフェンに遊びに来てくれた時に、「こんにちは!」と声をかけてくれるドイツ人が一人でも多くいてくれたら嬉しいです。
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