「試合の最初から最後まで、ずっと同じパターンで、どこを切っても同じ絵が出てくる金太郎飴みたいだよね」
平岡コーチにアキトの試合動画を見てもらった時にもらったアドバイスです。色々なことは当然教えてきましたが、金太郎飴卓球から抜け出せなかったアキトですが..
19歳以下シングルスで優勝しました!
コロナ禍ですが、メンバーリストにはスロバキア、オーストリア、チェコ、ドイツ、サウジアラビア、などの国々から多くの選手が参加しました
きっかけは先々週にライアンと二人だけ残って練習したイタリアのカステルゴフレッドでした。そこでボボチカ選手(イタリアチャンピオン)にガッツリしごいてもらったそうです。1週間後に久しぶりにアキトの練習を見た時、ちょっとびっくりしました。サーブを持てば3球目を攻めまくる。レシーブもフリック・ストップ・チキータ・回り込みドライブを積極的に使う。「何を教えてもらったの?」と聞いても「まぁ色々だけど精神面かな?」としか答えないアキトでしたが、試合でどれだけできるか楽しみでした。が、正直19歳以下(今年からジュニアが19歳以下になったため)で優勝するとは思いませんでした。数年前の北バイエルン州予選以来の優勝なそうで、その時は1敗しながら同率優勝だったそうですが、無敗で優勝したのは卓球人生初です笑。
もちろん優勝の瞬間、妻は涙目でした..
コハルは2年前の優勝に続いて2回目の優勝。2年前と違い相手がガッツリ向かってくる中での優勝でしたが、追い込まれても1ゲームも落とさない勝負強さを見せてくれました。
カズトも頑張りました。ミニカデットでノーシードから勝ち上がり堂々の準優勝!まだまだ当たり外れがありますが、少しずつ卓球スタイルが見えつつあります。
3人揃って表彰台に登ることができるとは思ってもいませんでした(冒頭の写真です)。表彰式が終わったのが22時30分。アキトとコハルは英語でのインタビューも受けました。レストランも全て閉まっていたので、ハイウェーのパーキングでたくさんパンを買って夕飯にしたのも良い思い出になりました。
【 アキトの試合動画です 】
長男は泣き虫で不器用、でも練習は真面目で休まない・・・なのに試合に勝てない
頑張っているから応援したい、でも負けるとどうしてできないんだと怒ってしまう、ドイツで約5年その繰り返しでした。
私自身この指導が正しいのかどうか不安ばかりでした。
でも多くの方々に指導を受け、選手にも教わり、私一人では教えきれないことを周りの方々から教わり成長したと思います。本当にありがとうございます。
翌日の団体戦では相手が思い切ってきたのですが、自信を持って試合に臨んでいるように思いました。そして1敗もせずこの試合を終えることができ、長男も清々しい顔つきでした。
スロバキア国境では、コロナ陰性証明書の提示だだけで入国することができました。
明日、チェコのHavirov(ハビロフ)に移動しサテライト第2戦に参加します。3週間の遠征の最後の町です。試合を頑張ることも勿論ですが、健康で無事にドイツに戻れることがもっと大切なので十分に気をつけたいと思います。
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