試合前日の夕方、デュッセルドルフのメンバーがシェークハンズアリーナに現れました。
クリスチャン・カールソンがバスケットボールのユニフォームを着ていて、まずは、ウォーミングアップを兼ねてティモ・ボル、アントン・ケルバーグがカズトとコハルをバスケットボールしないかと誘ったそうです。コハルは照れ屋なので隠れて、参加しなかったそうですが、血が騒いだカズトはティモ、クリスチャン、アントン、との4人でバスケットボールを始めました(笑)残念ながら証拠写真はありません。夕食時にカズトは「ティモはバスケも上手だよ」と興奮しながら話してくれました。
ティモ・ボル選手(ドイツ/WR10位)の練習の様子がフェイスブックにアップされると、
試合当日、チケット販売オフィスには朝から「当日のチケットは買えますか?」とのたくさんの電話がなったそうです。コロナの影響で観客動員数は上限が250人でしたが、間隔を開けた特別席も作り、250人以上の方が試合を見に来てくれました。
昨シーズン、ブンデスリーグ・ドイツカップ・ヨーロッパチャンピオンズリーグの三冠を達成したデュッセルドルフは、昨シーズンシングルス25勝をあげたケルバーグ選手(スウェーデン/WR50位)が急成長したため、ティモ・ボル、クリスチャン・カールソン(スウェーデン/WR28位)の選手層には全く穴がりません。
クニックスホーフェンは1番手にシュテガー。昨シーズン。ティモ・ボルとフルゲームまで迫ったキリアンが2番。3番にマキシム。1ゲームでも、1勝でも多く勝ちたい試合でした。
19:00 試合スタート。
1番 シュテガー vs ケルバーグ。2シーズン前までは完勝していましたが、昨シーズンは完敗していました。とにかくサーブ+3球目、レシーブ+4球目が厳しいケルバーグ。しかし今日はケルバーグの多彩なサーブにミスの出ないシュテガー。長いラリーこそ少ないですが斬り刻むような厳しい試合展開に。ゲームカウント2対1の4対4でネットインが入ったところでケルバーグがタイムアウト。ここで逆回転をフォア前に出されレシーブミスをした所から一気に流れが変わり、最終ゲーム8対8まで競り合うも、最後はキッチリとミドルを責められ2対3で惜敗..
2番 キリアン vs ティモ・ボル。第1ゲーム10対6とリードし、ここを勝って流れを掴みたいものの、ティモ・ボル選手が全くミスをせず逆転されます。ネットインで入っても簡単に得点をくれないティモ。ロビングはエッジで入り、抜けたと思うボールも背面打ちでジャストキャッチ。キリアンのサーブがネットで、ストップがかかってもバックドライブフルスイング。本当に死角がありません。3対1でティモの勝利。
3番 マキシム vs カールソン。初のホームゲームで緊張が見られるマキシム。第2ゲームからバックサーブに切り替えフルゲームまで粘りますが、カールソンの剛球を喰らい2対3での敗退。
チームも0対3で敗退しました。
【ハイライト動画です】
デュッセルドルフは本当に隙がありません。ただ長いシーズンまだまだこれからです。シュテガーはここから勝負勘をフィットさせてくれると思いますし、若いマキシムも経験を積みながら本物に近づいてくれると感じます。
これでチームは1勝3敗。次節は9月8日(水)アウェーでのザーリュブリュッケン戦です。強敵との連戦になります。
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