9月18日(日)今シーズン3回目のホームゲームが行われました。ここまでホームではオクセンハオゼンに2対3、デュッセルドルフに0対3で敗退しているので、何としても勝ってサポーターの方たちに勝利の瞬間を届けたいと思っていました。
しかし、今シーズンのグレンツァオはここまで好調で侮れるチームではありません。チームを支えているバウム選手(ドイツ)は現在こそナショナルチームとして国際大会に出場していませんが、世界選手権シングルス・ベスト8、世界ジュニアチャンピオン(決勝戦の相手は水谷選手でした)とシュテガーと同じレベルの選手です。「以前はほとんど毎日のように彼と練習をしていて、試合の勝率はちょっと部が悪いかな」と語るシュテガー。今日もギリギリの試合が予想されました。
オーダー交換がおわり、なんとエースのバウムが2番。シュテガーを捕まえにきました。第1試合で勝って後半まで回さないと試合は厳しくなる…
15:00 試合スタート。
1番 シュテガー vs バウム。左利きでサーブ・レシーブからのシステムがしっかりしているバウム。硬いブロックと台から下がらずカウンターを打ってくるバウムの穴を探すのは簡単ではありません。第1ゲームを落とし、第2ゲームも後半までリードされますが逆転で取り返し、一進一退の試合は最終ゲーム9対9。最後にシュテガーの渾身のカウンタードライブが決まり11対9で勝利!バースティー凄い!
2番 マキシム vs プレテア(ルーマニア/WR85位)。とにかく運動量が多くしつこいプレテア。どちらかというと試合中切れやすいプレテアですが、今日はマキシムが根負けしました。最終ゲームまでもつれた試合でしたが、マキシムが焦りからか自滅してしまい2対3で敗退。ただ試合展開の作り方や技術は悪くない。ダルコも最初はいつもフルゲームで負けていましたが、メンタルの大切さを彼に伝えてから大きく飛躍しました。まだ19歳のマキシムはまだまだこれから!
3番 キリアン vs ウー(ドミニカ/WR288位)。元中国代表のウー選手。丹羽選手が世界ジュニアチャンピオンになった時の年代の選手で、彼の試合はよく見ていたので「キリアンの卓球システムなら70%で勝てる」と確信していました。この試合は完全にキリアンの好プレーのオンパレード。3対0で勝利し、同時に試合全体の流れも呼び寄せてくれました。
4番 シュテガー vs プレテア。各ゲームとも接戦となったものの「この1点の取り方」が的確なシュテガー。ゲームカウント2対0、第3ゲームも10対7とマッチポイントを取りましたがジュースに追いつかれてしまいます。ジュースで一本リードの時にタイムアウト。落ち着きだけ取り戻し、最後はチキータが決まりゲームセット!
【 ハイライト動画です 】
やっとホームゲームに足を運んでくれた皆さんに勝利の瞬間を見てもらうことができました!
これでチームは3勝3敗。12チーム中6位の位置につけています。
9月末にヨーロッパ選手権(団体戦)があるため、次節は10月8日(金)アウェーでのベイグノイシュタッド戦です。デュダ選手のチームなので僅差の試合になると思います。
いつも私たちのチームだけサーブ・フォルトをとる審判が来ないといいんですが..
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