私のブンデスリーグと日程が重なった週末に、バイエルン州シニアTop16という試合が行われました。この試合の上位4人が1月に行われる全バイエルン州シニア選手権へ出場することができ、もし、成績が良ければ大人の全ドイツ選手権(ティモ・ボル選手やダン選手が出場する試合)に出場できます。
クニックスフォーフェン第2チームの試合とも日程が重なりましたが「アキト!頑張ってこい!」とアンディーが出場を認めてくれたので何としても代表権を取りたい試合でした。コハルもフューチャーカップという子供の州対抗の大会と日程が重なりましたが「コハルが出場して勝ってくれればバイエルン州の宣伝にもなるけど、コハル自身のためを考えればTOP16に挑戦したほうが良いと思う」とアドバイスをくれた州のコーチのコーネルに感謝し、コハルも大人の試合に挑戦させました。
私が引率できないので妻とアキト、コハルの3人でドイツに来てから初めて電車でミュンヘンに向かい、上村さんの自宅に宿泊させていただきました。
コハルはびっくりの全勝優勝をしました。3部リーグに出場している選手にも勝利したそうです。マジか。。
アキトは出場選手のポイントでは2位でしたが、癖のある大人の選手に苦戦し、初日4勝2敗と後がなくなりました。が、ベンチコーチとして力を貸してくださった上村くんのお陰で、最終日にフルゲームジュースの試合を2試合制し、3位に入賞することができました。
「アキト、強くなったね。夢が叶うといいね」とアキトの2歳年上の選手のニッキーが試合後に声をかけてくれたそうです。彼も力のある選手ですが、卓球で上を目指すより勉強に力を入れるために今シーズンはリーグに出場しないで個人のトーナメントだけに出場するのだそうです。ドイツに来た時は殆ど試合にならないスコアーで負けていましたが、今回フルゲームジュースでしたが初めて勝利できました。こういう言葉をかけてくれる選手がいることを本当に嬉しく思います。
そして、上村くん、本当にありがとうござました!私がベンチコーチをしていたら多分勝てなかったと思います。
今回の試合は大人の試合ということで賞金・商品付きだったそうです。コハルは最終戦で勝てば優勝でした。3セット目10対9で打った渾身のフォアカウンターがネットイン笑。ベンチに戻り、妻へ伝えた第一声は、
「へへへ。賞金ゲット」だったそうです。
コハルとアキトがいただいた商品はコーヒーの名店ダルマイヤーのクッキーチョコやシャンパンの詰め合わせとビールでした。これは親がいただきます。
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