マティアス・ファルク選手(スウェーデン/WR8位)がブレーメンに加入してからまだ一度も勝利したことのないブレーメン戦。ファルクに2点、3番のグラシメンコ選手(カザフスタン/WR46位)に1点取られての敗退が続いていたので、思い切ったオーダーで臨みました。この試合の前のWTTコンテンダーでフィリップが3位入賞という好結果を出したのも勝負をかけるオーダーを決断する材料になりました。フィリップはブレーメンの3番手のアギーレ(パラグアイ/WR62位)とフランシスカ(ドイツ/WR16位)に勝っていたので、疲れは心配でしたが「コージ、俺はいつでも出れるよ!」というフィリップの言葉を信じて、
1番 フィリップ。2番 キリアン。3番 バースティー。4番 フィリップかマキシム。5番 バースティーとキリアンのダブルスで勝負です。
コロナの規制も少しずつ緩和され、沢山の観客が応援してくれたホームゲーム。15:00 試合開始!
1番 フィリップ 対 アギーレ。「苦しい場面でも俺はロングサーブを使っていく。レシーブはチキータよりフラット系のフリックが効くからその戦い方で行ってみるよ」とコートに入ったフィリップが、最後まで強気の試合運びを見せ3対0での勝利!
2番 キリアン 対 ファルク。左利きやバックサーブの得意な選手に対し、勝率が落ちるファルクに対し、キリアンのプレースタイルがしっかりフィットし、最終ゲーム8対7とリードしましたが、ここで簡単なミスをしてくれないファルクに逆転され2対3での惜敗。
3番 バースティー 対 グラシメンコ。バックでのカウンターが強いグラシメンコに対し、素晴らしいコース取りを見せたバースティーが3対0で勝利!
4番 フィリップかマキシムか悩みましたが、フィリップが1番で勝利したことと、マキシムはチュニジアからイスタンブール・モスクワ・フランクフルトと乗り継いで帰ってきて「コージ、俺の疲れはピークかもしれない」との言葉からフィリップで勝負。ファルクのフォアスマッシュを受け取り始めたフィリップがゲームカウント1対1と粘りますが、最後はファルクが持ち味を発揮し1対3で敗退。勝負はダブルスへ。
5番 バースティー・キリアン組 対 グラシメンコ・アギーレ組。「俺は3年くらいダブルスやってないからどうなるかわからないぞ」とバースティーは言っていましたが、右右のダブルスではバックハンドと台上プレーの強いバースティーなら大丈夫と私は自信を持っていました。何より強いボールを打つだけでなく
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板垣孝司監督
青森山田学園中高男子卓球部監督を経て、現在ドイツブンデスリーガ1部のヘッドコーチ。 これまで青森山田でオリンピック選手を始め、多くの日本代表を育ててきた。シェークハンズでは、初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを発信。
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