先週デュッセルドルフで行われていたWTT Feeder 大会で出場していた選手にコロナ陽性反応が出ました。結果として偽陽性だったのですがシュテガー、キリアン、マクシムがデュッセルドルフで練習していたので心配でした。
「コージ、ごめん。今朝テストしたら陰性だったけど、咳が止まらない。試合に行けるかわからない..」と試合前日にかかってきたバースティーからの電話。「陽性でなければ良いけど、まずはしっかり休んで」と返答し、バースティ抜きで試合に向かうことになりました。
前半のブレーメン戦では、マティアス・ファルク(スウェーデン/WR11位。世界選手権ダブルス優勝)とは勝負に行かず、バースティーを3番とダブルスに起用し3対2で勝つことができましたが、今日の試合は厳しい試合となりました。
1番 キリアン vs ファルク。前半戦では最終ゲームの8対8まで追い詰めていたので、勝機があるかと思いましたが、逆に見切っていたのはファルクでした。キリアンのロングサーブをバックドライブ一発でストレートにぶち抜き、丁寧な台上処理でキリアンが徐々に崩されました。0対3。
2番 フィリップ vs グラシメンコ(カザフスタン/WR42位)。両選手ともに両ハンドでのラリーが得意ですが、中陣での粘りもできるグラシメンコにぺーすを掴まれました。1対3で敗退。
3番 マクシム vs アギーレ(パラグアイ/WR58位)。途中からマクシムにストップレシーブをさせないように横回転系のサーブに変えてきたアギーレに対し、最後まで得点に結びつくレシーブを選択できなかったマクシム。2対3で敗退。
【 ハイライト動画です 】
本来なら40歳のエースが不在の時こそ、若い選手に頑張って欲しいのですが、現代のプラスチックボールでの高速卓球では「頑張って動く」ことだけでは試合を支配することはできません。安定したバック系技術と台上処理。そこでチャンスを作ってフォアハンドに結びつける。
相手の技術の方が優っていたと素直に感じました。次節は日曜日に行われますが、選手が万全の体調で揃って欲しいと思います。今日から行われている WTT Feeder大会でも数人の陽性者が出て棄権していました。
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