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板垣孝司ブログ
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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
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元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2022年3月29日 19:48 公開

バイエルン州選手権ジュニアの部でアキトとコハルともに単複二冠王に輝く!

バイエルン州選手権ジュニアの部でアキトとコハルともに単複二冠王に輝く!

全ドイツジュニア選手権の予選をかけた、バイエルン州ジュニア選手権が行われました。
12歳のコハルは「負けたくないから15歳以下に出る!」と言っていましたが「それじゃぁ成長はないだろ!負けてもいいから年上にチャレンジして頑張りなさい!」という親の無理なアドバイスを受け入れ、ジュニアの部(18歳以下)に出場しました。

組み合わせを見ると第1シード、「これは負けるわけにはいかない」ただ数年前まで勝ったことがない選手たちも出場していましたので「どこまで成長したかな?」という気持ちでベンチに入りました。


準決勝の7ゲームマッチも4対0で勝利。第4ゲームを11対1。決勝戦はダブルスのパートナーとの対戦でしたが4対1で勝利。18歳の部を12歳で優勝することができました。

ダブルスも優勝し単複2冠王に輝きました。

「コハル、ママに電話して」と車の後部座席に座っていたコハルに声をかけたら、出発10分後には爆睡していました笑

アキトは全ドイツ選手権の推薦権利を持っていたので、この試合に出場しなくても良かったのですが、アキトの課題は「負けて元々の格上の選手に挑戦すること」ではなく「必ず勝たなければならない同世代の選手たちの試合で優勝すること」でした。アキトはまだバイエルン州のタイトルを獲ったことがありません。たくさんの経験を積んではいるものの、一気にレベルアップはしていない。この壁を乗り越えるためにどんな練習をして試合に臨むのか..

「パパのアドバイスは的確だけど、正直、僕には難しいのかもしれない。僕は青森山田の選手たちみたいに基礎ができているわけではないような気がする」

と本人が伝えてきたので、一切難しい練習はせず、もう一度シェークハンズの動画を見ながら、平岡理論だけをただひたすら練習しました。

初めてバイエルン州でのシングルスのタイトルを獲りました!

決勝戦まで落としたセットは0。決勝戦はアキトがドイツに来た時にダントツで優勝していた選手。予選リーグでは3対0。決勝戦は4対1で勝利することができました。

毎日シェークハンズクラブで一緒に練習しているアレックスとのダブルスは全試合3対2での僅差でしたが優勝することができました。ただダブルスはアキトのミスが多く、アレックスが頑張ってくれました。
好プレーをすれば敵味方関係なく拍手してくれるので、相乗効果でしょうか、試合の後半はお互い好プレーになっていくような気がしました。
2人とも親からのプレッシャーに押しつぶされることなくよく頑張ったと、試合の終わった夜だけは褒めました。

カズトは13歳以下の全ドイツの州対抗団体戦にバイエルン州代表で出場しました。

決勝戦では同じ年のランキング1位の選手に敗退したものの、準決勝ではランキング2位の選手に勝利し、本人曰く「俺は戦力になった!」らしいです笑

カズトも平岡理論を徹底してやりこみました。

【 試合の動画です 】

試合翌日の月曜日、やっと気温が20度まで上がったので、カズト抜き(デュッセルドルフでの合宿のため)でバーベキューをしました。

3部エッフェルトリッヒの後半戦全試合に出場し、見事に降格の危機を救ってくれた蛭田選手もドイツのバーベキューを楽しんでくれました。

久しぶりに嬉しい週末でしたが、試合はまだまだ続きます。
木曜日からコハルがWTTユースコンテンダー・スロベニア大会に出場。
金曜日はブンデスリーグのオクセンハオゼン戦。
土曜日は第2チームの4部リーグと妻が5部リーグ優勝をかけての大事な試合。

「複雑な練習よりも、平岡理論を徹底してやり込んだほうが結果は付いてくる」ことを再確認できた試合でした。

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