3月の後半、気温が20度近くまで上がったのでタイヤを夏用に交換に行きました。ドイツでもガソリン代金が高くなっているので夏タイヤの方が燃費が良いからと思ったからです。「金曜日から???だけど交換して良い?」と店員さんに言われましたが、ドイツ語がわからず「OK!ノープローブレム!」と言って交換してもらったら、試合当日は雪(泣)..「雪降るけど本当にタイヤ交換するの?」という意味だったとは。
高速道路をゆっくりと運転し無事にオクセンハオゼンに到着しました。
今節にマクシムが出場できないのは分かっていましたが、キリアンがWTTコンテンダー期間中にコロナ陽性になり、カタールで7日間の隔離。バースティー、フィリップ、そしてアキトを出場させるしかない試合になりました。アキトには一週間前のバイエルン選手権で優勝しなければ出場させない」とプレッシャーをかけていましたが、優勝したので約束通り出場させました。
対するオクセンハオゼンは残り2試合に勝利すればプレーオフに進出できるため、WTTカタール大会後に主力全員を戻しベストメンバーの布陣。私たちのオーダーは悩んでもしかたなく、1番バースティー、2番アキト、3番フィリップ。
19:00試合開始
1番 アキト vs アクズ(フランス/WR77位)ブンデスリーグ3試合目のアキト。過去2試合は左利きの選手との対戦だったので、右のトッププレーヤーとどんな対戦ができるか少し楽しみでした。目標は「足して11点取ること」。頭が真っ白になることもなく、相手を見ながら試合はできましたが、もちろんまだ勝つことはできません。7-11,5,11,2-11での敗退。正直、バイエルン選手権の時の方が体の動きは良かったです。本人曰く「張り切ってしまい、頑張ろうとし過ぎた」そうです。ブンデスリーグで勝つためには「頑張るだけ」ではもちろん勝てません。卓球はトータルのスポーツです。
2番 バースティー vs ジャー(アメリカ/WR32位)。世界卓球2022男子シングルスベスト8のジャー選手ですが、私たちは何度も試合をしているのでジャーの特徴は研究し尽くせています。バースティーが勝負どころを抑えて3対0での勝利!
3番 フィリップ vs ゴジー(フランス/WR20位)。バックハンドのパワーボールとラリー戦での粘り強さが持ち味のゴジー。フィリップも思い切った3球目攻撃で3ゲーム目を取りますが、1対3で敗退。
4番 バースティー vs アクズ。フォア前のレシーブにウイークポイントあるアクズですが、思い切ってフォア前を狙ってくるパワーチキータでフォア前を強く見せてきます。バーステーィも戦術を変えながら戦いましたが、最後まで動きの良さが目立ったアクズが、勝利に対する執念を見せ、バースティーが1対3で敗退。
チームも1対3で敗退しました。
【 ハイライトの動画です 】
【 アキトのビックリボールです 】
この一球だけ先にフェイスブックに投稿しましたが、たった1日で150以上の「良いね」と11人の人にシェアしてもらいました。もちろん余裕もなく必死にプレーした中での一球だと思いますが、ダルコやシポッシュ、マヨロシュにも「良いね」をもらいました。私の公式ブログよりも多い「良いね…」
アキトの打ったボールよりも世界20位のゴジー(右端)とクビック(真ん中)のリアクションは何度見ても大爆笑してしまいました。
最終戦は4月13日(水)ホームにムールハオゼンを迎えて行われます。ムールハオゼンはプレーオフ進出がかかっているので間違いなくガチです。
ドイツではコロナの感染者数は減ってはいないものの、規制は少しずつ緩くなってきています。プレーオフ進出はできなくても今シーズンのラストファイトをたくさんのお客さんに見てもらえると嬉しいです。
そして来シーズンは日本のライジングスターがクニックスフォーフェンでプレーしてくれます(詳細は後日)
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