夏休みが明けてジュニア選手の最初の大きな大会であるバイエルン州 Top 14が行われ、15歳以下の部に出場したカズト(12歳)が3位に入賞!全ドイツ Top 48への出場権を獲得しました。
もともとヤンチャ坊主のカズトは昨年1年間、卓球の練習もただのヤンチャ坊主で行ったため、技術的な進歩はなし..
真剣な試合になると自信がなく元気なし。休憩中は存在感をアピールするものの「練習1分前!」になると気配を消していました…
夏の帰国時も、何とか踏ん張って練習するアキトとコハルとは対照的に、練習中は気配を消すカズト..
平岡さんにも技術だけでなく頑張ることを指導していただきました。
ドイツに戻り、この大会で入賞することを目標に「できなかったら、できるまで!やる気が感じられないなら、やる気が感じられるまで」練習させました。もちろん本人にとってはキツかったかもしれませんが、それでも平岡さんに教えていただいたヤンチャ打法などの基本技術ができるようになってくると、少しずつ以前のような「卓球台の前でも存在をアピールしてくる」カズトが戻ってきました。
試合の朝には「今まで不安で寝れなかったことが多かったけど、昨日はぐっすり寝れた。俺、勝てると思う!」と妻に言っていたそうです。試合中は戦術はもちろんですが「全力を尽くすこと」だけを注意しました。声を出して向かっていく。全力を尽くす。
同じ年の2人(写真カズトの左2人)に負け3位だったものの年上の選手達にほとんど3対0で勝って代表権を獲得できました。
「俺、頑張ったよ。夏休み前の自分だったら8位くらいだったかもしれない..」と本音を漏らしたカズト。
入賞できたからかもしれませんが、親として本当に嬉しいことは「休憩中だけでなく卓球台についても『正しいヤンチャ打法でヤンチャさをアピールするカズト』が戻ってきたこと」です。夏の帰国中にお世話になった方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
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