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板垣孝司ブログ
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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
板垣孝司の全レシーブ克服
元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2015年8月27日 8:30 公開

大津インターハイ⑦ プラスチックボール

大津インターハイ⑦ プラスチックボール

プラスチックボールで行われる初めてのインターハイ。昨年の10月頃はセルロイド?プラスチック?練習するためのプラスチックボールは確保できるのだろうか?様々な問題が起きていましたが、プラスチックボール問題も落ち着いてきたと思っていました。甘かったです……。

私ども青森山田学園は(株)バタフライ様のご理解とご協力のもと、バタフライのボールを使って毎日の練習を行っています。当初、1日に30個も割れてしまっていたプラスチックボールの質も格段に上がり、練習中に「パカーン!」とボールが割れる音を聞く事はほとんどなくなりました。

バタフライのボールはどちらかというと中国製のボールに近いイメージ。回転がかかるのだそうです。チキータの質をコントロールできれば、相手のラケットを弾いてオーバーさせたり、横回転チキータをして、ネットミスを誘える….。選手からの情報です。

対戦相手のほとんどが(株)日本卓球(以下、ニッタク)のボールを選球してきます。試合毎にトスで勝った選手が自分が選球してきたボールで試合をすることができます。ニッタクのボールは同じプラスチック製でも、回転がかかりにくい感じがしました。最初のクロス打ちを見ていても明らかにボールが速いです。フォアハンドが強くて、細かいテクニックよりもパワーとフットワークを重視する選手に有利だとか….。選手からの情報です。

どちらのボールが良い…とか言う訳ではありませんが、慣れていないボールは一発勝負では難しい。。特にこれだけの特性の差があると。。

学校対抗の序盤、前半のシングルスと3番のダブルスに出場することが多かった三部。最初の乱打を見ていて「あ、ジャンケン負けたな」「あ、また負けたな」「あ、また…。」すぐにわかります。大会後半になると、会場の逆端の試合を見ても、何のボールを使用しているかわかるようになりました。明らかにラリーのスピードが違うからです。

三部ら選手には「ジャンケンの心得」を教えました。大会中盤からは打ち慣れたボールで試合ができるようになっていました(笑)。
(続く)

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