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板垣孝司ブログ
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ドイツ1部監督。青森山田前監督

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板垣孝司の全レシーブ克服
板垣孝司の全レシーブ克服
元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
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2022年12月7日 15:42 公開

2022-2023 ドイツ・ブンデスリーグ 第7節 vs デュッセルドルフ【 シェークハンズアリーナに1,000人を超えるサポーターが集結!】宇田選手がティモ・ボルから2度のマッチボールを握るも…

2022-2023 ドイツ・ブンデスリーグ 第7節 vs デュッセルドルフ【 シェークハンズアリーナに1,000人を超えるサポーターが集結!】宇田選手がティモ・ボルから2度のマッチボールを握るも…

最強の王者デュッセルドルフをホームに迎えた第7節。

日本からはシェークハンズの小谷社長、

平岡さん、礼武卓球道場の原田さん一家も応援に駆けつけて下さいました。

対するデュッセルドルフは今シーズンここまで無失点での全勝を続けていますが、世界トッププレーヤーのダン選手(ドイツ/WR11位) ドイツ若手の急成長株のシュトゥンパー選手(ドイツ/WR122位)が体調不良のため試合に出場できない情報が入りました。たくさんの卓球ファンとしては世界のトッププレーヤーの姿を見たいと思いますが、私にとっては正直「勝てるチャンス!」です。3番手として出場するヘッドコーチのハイスターはほぼ練習をしていないのでティモ・ボル選手(ドイツ/WR12位)とケルバーグ選手(スウェーデン/WR21位)の2人から1勝すれば勝利が見えてきます。でも2人は強い。隙がない..
オーダーをどうするか?

「ユキヤがハイスターに当たってしまうのは勿体無い。ユキヤはティモと勝負させよう。ハイスターの1番はないから、ティモが1番なのかケルバーグが1番なのか、それだけを読もう」選手全員が一致した意見でした。「もしラストのダブルスまで回ったとして左のハイスターと左のティモのダブルスは有りえないから、1番がティモ。2番がハイスター。3番がケルバーグ!。クニックスホーフェンはユキヤが2番でティモと真っ向勝負!」

試合45分前、オーダー交換。ドンピシャで読み通り。あとは全力を尽くすのみ..。

13:00試合開始

1番 バースティー vs ハイスター。ハイスターは試合前もほとんど練習せずコートに立ちましたが、百戦錬磨のバースティーはもちろん集中力を切らさず3対0での勝利。

2番 宇田 vs ボル。第1ゲームは緊張からか点数が取れず簡単に落としてしまいますが、次第に落ち着きを取り戻した宇田がゲームカウント1対2の第4ゲーム6対9から逆転し、勝負は最終ゲームに突入。快速フォアドライブで何本もティモからノータッチを取り8対5でティモがタイムアウト。しかしここからティモのチキータレシーブが角当たり気味にコートに入ってきて少しアンラッキーな失点が続き8対8に。9対10,10対10…12対12…。最後にフォアドライブをミスしてしまった宇田に対し、最後までミスをしないティモが13対15で勝利。

3番 フィリップ vs ケルバーグ。前日の練習からコーチと厳しい多球練習を繰り返していたケルバーグは本当に強いです。試合序盤こそ少しだけミスをしてくれますが、後半になればなるほど、どこにも隙がなくなってきます。0対3で敗退。

4番 バースティー vs ボル。これまで何度も戦ってきた両選手。いつもはジュースまで追い詰めたり1ゲームを奪い「ここさえ点になっていれば..」という試合内容ばかりだったのですが、今回のティモは本当に強かったです。質の高いバースティーの両ハンド連打を何本も受け止めて自分の得点にする。今日は0対3の完敗でした。

チームも1対3で敗退です。本当にあと1点が取れればダブルスに持ち込めた… 試合でしたがその1点の厳しさを選手全員が知っています。

【 ハイライト動画です 】

特設スタンドを設営し、上限700人のシェークハンズアリーナに公式発表1000人のお客さんが足を運んでくれました。アリーナの外には消防車が待機していました(ドイツの消防法のため)。


わざわざ日本から試合観戦に来てくださった原田くんのお子さんにはティモとケルバーグの練習中のボール拾いを手伝ってもらいました。本当にありがとうございました。

アキトとコハルが全ドイツTop24に出場していたため、宇田選手の試合後のインタビュー通訳はカズトが。
「マイクを持つ手が震えてて俺より緊張してたじゃん」とカズトは宇田選手に言われたそうです。

試合前日には原田さんファミリー、原田さんの案内役をしてくれた庄司さん、ドイツ在中の久保田さんファミリーを我が家に招待し「たこ焼きパーティー」もちろん作るのは子供達、大人は出来上がったタコ焼を摘みながら飲むだけ。

夜中に帰宅したコハルは15歳以下で優勝しました。決勝戦はゲームカウント0対2とリードされ第3ゲームは4対7から。第4ゲーム・第5ゲームも4対7から逆転し優勝したそうです。昨年11歳で優勝できたので2年連続優勝です。
「勝った瞬間、初めて涙が出てきたよ」とコハル。
アキトは19歳以下の部で目標としていた結果に届きませんでしたが、まだまだこれからですね。

卓球という縁でたくさんの方々がクニックスホーフェンという人口5000人の街に足を運んでくれるのは本当に嬉しいです。
が、次の試合は勝ちたいです。アリーナに足を運んでくれた方々や遅くまで会場設営、撤収をしてくれるサポーターの方々に勝利の瞬間をプレゼントしたいです。

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