3部リーグの Effeltrich でプレーしてくれた渡辺 凱くん(國學院大学2年生)が帰国しました。約1ヶ月クニックスホーフェンで一緒に練習してくれました。毎シーズン3部から4部への降格ギリギリにいるクラブなので、今シーズンも何とか残留を目標にしていましたが、3月18日の試合で勝利し3部残留を決めました。2番手で出場した渡辺くんがドイツジュニアのナショナルチームの選手に0対2から大逆転勝ちした試合が大きく、長男のアキトも単複3勝をあげました。もちろん前半戦に出場してくれた竹谷くん(希望ヶ丘高校3年)の大活躍もチームに大きく貢献してくれました。
渡辺君には本当にお世話になりました。アキトが年末年始に帰国したときには渡辺君の下宿に泊めていただき、國學院大学でも練習をさせていただきました。
年上にも年下にも(外国人にも)誠実で、誰にでも会話を合わせることができる学生で誰からも好かれていました。英語での会話もできるのでコミュニケーションを取りながら、時には外国人相手にジョーダンを言えるほどドイツでの生活を満喫していました。
もともと弾く系の卓球スタイルで「同じテンポの速いラリー」には強さを発揮する渡辺くんですが、ドイツでの対戦相手はパワーがあり、回転量の変化もあるため「何でも弾く」打法では対応しきれないボールがありました。スタンスの広さやボールへの力の伝え方を一緒に考え、最終戦では持ち味の弾くバックハンドとしっかりとボールに力を加えるフォアハンドで逆転勝ちした勝利は本当に嬉しかったです。
約半年間行われるリーグ戦で「降格」という言葉が心に残りながら試合と練習を繰り返すのはかなりメンタル的にきついのですが、残留できてホッとしました。
そして先週、昨年2月までミュンヘンで仕事をし日本に帰国した上村さんが娘さんのなるみちゃん(明誠中学校3年生)と一緒にクニックスホーフェンに来てくれました。会った瞬間にはもちろん「お帰りなさい!」と挨拶しました!なるみちゃんには卓球の技術向上だけでなく、様々な国の選手と交流をしてほしいです。海外ではVovaのように大好きな卓球に打ち込みたくてもできない環境の選手もいます。3週間だけの日程ですが色々なことを感じて今後の成長のキッカケにしてほしいです!
女子2部リーグのJenaも大活躍しています。
栗山さん(桜が丘高校)が活躍し2部リーグ優勝の夢を、
杉田さん(早稲田大学)に繋いでくれました。
3月18日と19日に行われたアウェーでの試合で6対0, 6対1で勝利。杉田さんは2日間単複5戦全勝で期待に応えてくれました。
マネージャーからは、「1部リーグ昇格へのドアが開いた!」と興奮した連絡をもらいました。
シーズン当初は2部残留が目標だったJenaでしたが、連戦連勝を重ねる毎に「1部昇格..?」が目標に変わってきました。
18日のアウェーマッチでは対戦相手の梅村さん(バタフライ・ドイツ)に「あれ?コハルちゃんはホームゲームしか出場しないっていう条件じゃなかったの?」と声をかけてもらったそうです。
ホームマッチだけ可能な時に出場する、トーナメントが続き、体力的にキツイ時は出場しなくて良い..はずでしたが
いつの間にか出場できる全試合に出場していました。スタートの1勝、2勝の時は「まあ、いい出だしだね〜」程度でしたが、勝ち続けるたびにマネージャーが「もしかして一部に行けるかも?」と後半に入る頃には鼻息が荒くなってきました。時には妻が遠く離れたベルリンの近くまで電車で同行したこともありました。
この女子チームは2位のチームとは勝数も負け数も引き分け数も同じなので、失った試合数で最終的に順位が決まります。ですので6対0, 6対1での勝利は大きかったです。
Jenaの残りは1試合。2位のチームが3試合です。一部に昇格してほしいです。
クニックスホーフェンのシェークハンズクラブで一緒に練習している選手たちが目標を持って頑張ってくれているので、本当にやりがいがあります。
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