(現地での練習の様子がドイツ卓球協会からアップされました)
7月14日から23日までポーランドの Gliwice で行われるヨーロッパユース選手権(アンダー15)にコハルが出場します。
昨年は初出場でカデット団体3位、カデット女子ダブルス準優勝、シングルスベスト16だったので、今年は「1つ金メダルを獲ってくる!」目標です。
カデット女子団体、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの4種目を10日間もの長丁場で戦う体力勝負の大会です。
昨年は長丁場とコロナルールもあり気持ちが持たない部分もあったようです。今年は、前日練習で体育館が暑かったようなので、暑さ勝負かもしれません。いずれ精神的に強くなければ勝ち抜くのは難しいと思いますが、頑張ってもらいたいと思います。
少しでも成長した姿が見れれば嬉しいです。
2016年に日本人の誰もいないドイツの片田舎に連れてこられたアキトは先日、ミドルスクール教育(日本の学校制と相違あり)を終了しました。学校にはもちろんアルファベットしかなく、泣きながら生活をスタートしたのが本当に懐かしいです。父親がドイツ語を話せないため、学校のことは全て本人任せ。ドイツでは教育とスポーツは完全に切り離されているため、卓球の成績とは全く関係なく、学校の成績が悪ければ留年が当たり前です。
「英語の教員だったから英語なら教えられるよ!」
問題がドイツ語なので不可能でした..
その環境の中でよく頑張ったと思います。
私は担任の先生の顔と名前すら覚えないまま、アキトは卒業しました。卒業式というセレモニーも一切ありませんでした。
来シーズンは大学入学資格の「アビト」を取得するための上級学校に2年通う計画です。履修の終了したドイツ語と英語に加えてスペイン語を学ばなければなりません。
ちなみにコハルとカズトはフランス語の授業が入ってきます..
学校が終わった翌日からアキトが1人で10歳まで貯めた日本円のお小遣いを握りしめて帰国しました。9月初旬まで色々な所で練習をさせていただきます。
たくさんのご無礼があるかもしれません。
何卒ご指導のほどお願いいたします。
アブダビ空港経由のエディハド航空で帰国したアキトが乗った飛行機は「ミッションインポッシブル」だったそうです。
「人間として大きく成長する。卓球もたくさんのことを学んでくる」
というミッションを成し遂げてきてほしいです。
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