今回解説する試合は、5ゲームマッチ・3ゲーム先取の試合で0-2スタートから大逆転する事が出来た試合です。
実際に私がベンチに入り選手へアドバイスを行った試合ですが、「どのような作戦」で「どのようなアドバイス」が大逆転勝ちに結びついたのか?解説していきたいと思います。
対戦選手はポルトガル代表として長年プレーしている【チアゴ・アポロニア】選手。個人としての最高世界ランクは13位。日本のTリーグでもプレーした経験がある選手で、日本でも馴染みのある選手だと思います。
アポロニア選手のプレーは派手さはないものの、プレー領域の広いフォアハンドと、一発の威力はないものの固いバックブロックで【簡単に崩れにくく堅実なプレー】が持ち味です。団体戦に特に力を発揮するプレーヤーです。(動画内赤と黒色のユニフォーム)
私がアドバイスを行った選手は、クニックスホーフェンの【マーチン・アレグロ】選手。世界ランクは61位。
ベルギー代表の左利きの選手です。フォア面に中国製粘着ラバーを使っています。サーブは下回転とナックルの縦回転、純横回転、YGサーブ、巻き込みサーブと多彩なサーブを持っています。(動画内水色のユニフォーム)
アポロニア選手のプレーに第1ゲーム、第2ゲームともに簡単に敗退し、この状況からどうやって勝ち試合に持っていけるのか?ここから実際の試合映像を交えながら解説していきます。まずは【解説無しの試合】をご覧ください。
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板垣孝司監督
青森山田学園中高男子卓球部監督を経て、現在ドイツブンデスリーガ1部のヘッドコーチ。 これまで青森山田でオリンピック選手を始め、多くの日本代表を育ててきた。シェークハンズでは、初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを発信。
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