3月15日に残念なニュースが発表になりました。
日本人選手とコハルがプレーしたJenaが来シーズンは1部リーグから撤退するという内容でした。今シーズンは最下位候補と言われながらも、皆川さん、竹谷さん、杉田さんが交代でプレーしチームとして4勝を挙げ、7チーム中6位と自動降格を逃れたものの、クラブ側の判断で悲しい結果となってしまいました。
3年前に4部リーグでプレーしていたまだ小学生のコハルを誘ってくれました。「今すぐではなく近い将来プレーしませんか?」と。1年待ってもらい、昨シーズンは初の2部リーグでのプレーしましたが、チームが怒涛の勢いで優勝。たった1シーズンで1部リーグへ昇格。今シーズンは上位進出とはなりませんでしたが、日本人選手もコハルもトッププレーヤと沢山対戦し、本当に素晴らしい経験をさせてもらったことに、親としても感謝の気持ちで一杯です。
4月7日(日)はJenaでの今シーズン最終戦が行われました。杉田さんとコハルの応援も兼ねて、妻と2人で現地に行き、試合終了後に「2年間本当にありがとう!」の言葉をクラブに伝えてきました。
2月から2ヶ月間クニックスホーフェンで練習した杉田さんにとっても最終戦。「1部で1勝できますかね?」と心配していましたが、持ち前の勤勉さと物怖じしない明るさは彼女を成長させてくれたと感じます。ドイツでは基本的に自炊生活をしながら体調管理にも努め、練習では全ての自分の動画を撮影し、上田選手にも沢山のアドバイスをもらっていました。
最終戦では元ドイツ代表で過去に日本チームをも苦しめたラン(旧姓シルバーアイゼン)選手に勝利し、メシェレフ(エジプト/WR25位)選手にも勝利するなどシングルス5勝を挙げシーズンを終えました。ドイツのオリンピック3番手に決まったシャン・シャオナ選手とも対戦し、ゲームカウント2-0とリード。3ゲーム目もリードを保つもチームの負けが決まった時点で試合終了。世界で活躍している選手達と互角の試合をしていました。杉田さんが持つポテンシャルの高さを発揮してくれました。
同年代のドイツTOP12では1ゲームも落とさず全勝優勝したコハルも、このクラスの選手には「チャンスなし」の試合が続きましたが、それでもトップ選手との差を埋めるための課題を浮き彫りにしてくれた1部リーグでのプレーでした。
2年間で10回以上も車で通った、旧東ドイツ圏のJena..帰り際は「次回Jenaに来ることはなかなかないかもね」と妻と話し、寂しい気持ちが込み上げてきました。
「気温が上がったらバーベキューをしようね!」と日本選手と約束していましたが、ようやく20度を超えたのが4月9日
残念ながら
原田くんはオーストリアリーグへ出場中
芝くんは3月24日に帰国
杉田さんは前日の朝5時出発で日本に帰国
アキトはプラハで試合中
スイスリーグから荷物を取りに戻った星くんとコハル、カズト、上田選手ご家族で2024年初のバーベキューをしました。
約束を守れなかった皆さん、ごめんなさい
9月から沢山の日本選手が来てましたが、星くんも帰国し寂しくなります
長かった2023-2024シーズンももうすぐ終わりに近づいています。残すは1部の2試合!まだまだ気が抜けません。
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