動画で学ぶ卓球 シェークハンズ
シェークハンズ プレミアムサービスの案内ページへのリンク
板垣孝司ブログ
板垣孝司ブログ

板垣孝司ブログ

公式
ドイツ1部監督。青森山田前監督

板垣孝司監督のプレミアム会員限定動画を無料公開中!!

板垣孝司の全レシーブ克服
板垣孝司の全レシーブ克服
元青森山田学園卓球部監督、現ドイツプロリーグ1部チームのヘッドコーチ。初心者からトップ選手、ジュニア選手に有効な練習方法まで色々なテクニックを紹介します。
板垣孝司監督の限定動画を今すぐ見る
2024年8月28日 5:10 公開

ドイツ ブンデスリーグ 2024-2025 第1節 【 不安 経験 自信 】ムールハオゼンに3対0で勝利!

ドイツ ブンデスリーグ 2024-2025 第1節 【 不安 経験 自信 】ムールハオゼンに3対0で勝利!

5月末のプレーオフが終了し、本当にあっという間でブンデスリーグが開幕しました。

「ハロー!コージ。ゆっくり休む時間もなかったね!プレーオフに進出し、いつもより1ヶ月長く試合をしたし、オリンピックの練習相手もしてたからね」と笑いながら話すバースティーは、25シーズン目のブンデスリーグを迎えました。

今シーズンはどんなシーズンになるのだろう?私自身も全く予想が立ちません。ただ言えるのは12チームで戦う今シーズンは、オプチョロフ(ドイツ/ WR16位)戸上(日本/WR17位)カールソン(スウェーデン/WR59位)リンド(デンマーク/WR56位)らがプレーするため、間違いなく過去最高レベルだということです。

開幕戦の相手は昨シーズン直接対決で2敗しているムールハオゼン。シーズンスタートはどちらかというと立ち上がりが良くなく、そこからどんどん良くなっていくバースティーでは無く、仕上がっているJinをエース起用と考えていました。が、冒頭の言葉のように「昨シーズンのプレーオフの状態のまま」で私の目の前で練習していたバスティーをエースに。Jinは3番とダブルスに起用しました。

対するムールハオゼンも昨シーズン5位ではありましたが、開幕戦は「好調を本当に維持できているのか?」お互いに不安を抱えたスタートだったと思います。

1番 バスティー vs イオネスク(ルーマニア/WR44位)。立ち上がりからキレの良いプレーを見せるバースティー。難敵イオネスクに対し、開幕戦とは思えないほどの落ち着きと的確な判断を見せ3対0での勝利!自身25シーズン目となるブンデスリーグを白星でスタートしました!

2番 フィリップ vs メンゲル(ドイツ/WR43位)。昨シーズンはメンゲルにやられました。ただ、対メンゲルの戦術対策は、私もプレーオフがかかっていた試合だったこともあり、戦い方は見えていました。そしてフィリップは控え室でJinとこんな会話をしていたそうです。
「俺、オリンピックを経験して強くなった気がする。今日のメンゲル戦はかなり自信がある!」
「え?フィリップ、ダブルスしか出てないじゃん。しかも0対3で負けたし、チームも1回戦負け。1試合しかしてないじゃん!」
「でも、俺、今日は自信あるんだ笑」

立ち上がりから今までに感じられないような落ち着きの見えるフィリップ。癖のあるメンゲルのサーブ3球目も上手くかわしながらゲームカウント2対0とリード。第3ゲームも4対1。ムールハオゼンがタイムアウト。ここからメンゲルが、今まで使っていなかったバックハンドサーブにチェンジ。
「まずいな… 俺のイメージに入っていないサーブだ..」本来7対5のメンゲルサーブでタイムアウトを取るべきでしたが1本遅くなり7対6でタイムアウト。しかし、結局逆転され、嫌なイメージのまま第4ゲームへ..
フィリップにバックサーブへの対応を伝え、あとは「慌てず自信を持って!」とアドバイスし、第4ゲームを完勝し値千金の勝利!

【メンゲルのような癖のあるサーブに対する戦術動画は、後日プレミアムサイトで解説したいと思います】

3番 Jin vs ベルトランド(フランス/WR242位)。二週間前のチャレンジャーシリーズ(in オクセンハウゼン)で2度対戦し、予選リーグは完勝。決勝では1対3で敗退したものの「開幕戦で当たるので、決勝はサーブを使いませんでした」とチームの勝利を優先したJin。
第1ゲームこそジュースまでもつれたものの、Jinらしいクレバーな戦い方が炸裂し、3対0で勝利!

チームも最高のスタートを切ることができました!

【ハイライト動画です】

毎シーズン、開幕戦では「この試合に勝てば降格圏内から逃れることができる」という気持ちになっていましたが、今シーズンは違いました。

「この試合に勝てばプレーオフ決勝に行くチャンスが増える!」と気持ちが強くなっている自分がいるのを感じることができました。

昨シーズンの経験で、決勝に進出するためには、年間のリーグで2位以内に入り、準決勝(2勝先取)をホームゲームで2試合しないと勝てないと感じました(1位と2位のチームは3位と4位のチームに対し、3試合のうち2試合をホームで行うことができるというルールです)。

開幕戦という不安。プレーオフを経験した自信。オリンピックを経験した自信。

最終結果がどうなるかは分かりませんが、選手を信じて、自分自身を成長させたいと思います。

プレミアムサービスで板垣孝司監督の卓球指導動画が見放題

板垣孝司監督の卓球レッスン動画を公開中!