勝てば5勝1敗になり首位奪還がかかった第6節、ここまで勝ち星のなかったグレンツァオをホームに迎えての試合。
2対3で敗退でした。
負けを受け入れられず、何が原因だったのか答えが出せず、ブログの配信が遅くなってしまいました。
ここまで最下位とは言ってもグレンツァオも力があります。昨シーズンの後半戦では勝利したもののバスティーとダブルスがフルゲームでの大逆転勝ち。今シーズンも大エースであるFeng(台北/WR50位)のシングルスでの2勝が固く、その他の選手が勝ちきれていないだけなので際どい勝負になることは覚悟していたものの、その僅差の勝負をものにできませんでした。
Fengのシングルス2勝だけではチームとしての勝利に結びついていないグレンツァオは、思い切ってクビック(ポーランド/WR122位)をエース起用。Fengがバスティーを捕まえに来る「勝負を賭けた」オーダー。1試合ずつがどうなるか予想がつかない試合がスタートしました。
クニックスホーフェンとしては、最悪でもダブルスに持ち込み勝利したい。未だダブルスに出場したことのないFengがどんなプレーをするのかも見抜かなければなりませんでした。
1番 バスティー vs Feng。過去の対戦は0勝1敗。第1ゲームこそ落としたものの、徐々にFengのサーブレシーブに対応してきたバスティーが3対1で勝利。ロングサーブを多用しながらFengのフォアハンドを封じ、ほんの少し台から出るFengのサーブを見切ってドライブレシーブから先手を取ったバスティーの試合運びは本当に凄いです!
2番 フィリップ vs クビック。過去の対戦ではクビックの圧勝。運動量が多く打ち合いに強いクビックに対し フルゲームジュースまで追い込みましたが、2度のマッチポイントを取りながらYGロングサーブに対しレシーブミスをしてしまい、チャンスを逃してしまいました。
3番 Jin vs ボーカー(イングランド/WR331位)。長身から思い切った両ハンドを狙ってくるボーカーに対し第1ゲーム2-11,第2ゲームも6対10と追い詰められましたが、ここから第2ゲームを逆転で奪い息を吹き返したJin。どうしても台上のストップRVに拘ってしまい置きにいってしまった第4ゲーム終盤は「ストップするな!」と声をかけフォアフリックで先手を取り そこからの連打で得点し、3対1で勝利!
4番 バスティー vs クビック。前回の対戦ではフルゲームジュースでの大逆転勝ちでした。第1ゲームこそ前回の対戦のイメージでのプレーで先取しましたが、ここからバックサーブに変えてきたクビックが 持ち味の運動量の多いプレーを復活させ1対3で敗退。
5番 JIn,アレグロ組 vs Feng,ボーカー組。ここまで2シーズン ダブルス無敗のアレグロでしたが フルゲームまで縺れたこの試合 最後はFengの捨て身の回り込みフォアドライブと、2人の思い切ったチキータに守りになってしまい、2対3で敗退。
チームは2対3で敗退しました。
【ハイライト動画です】
試合が終わり1週間経ち、やっと気持ちも落ち着いてきたので試合の動画を全て編集しました。やっぱりこれはチーム力。冷静に動画を見返すと 大声で応援するだけではなく 勝つための試合のポイントは山ほどありました。自分に出来ることはもっともっとありました…
そのグレンツァオは次節で上位のブレーメンにも勝利しました。「こっちの選手が勝つだろう」と予測した試合が全て外れるという試合でした。
ドイツ ブンデスリーグはヨーロッパでもレベルの高いプロリーグだと思いますが、ただ選手の技術レベルが高いだけではなく「心のタフさ」がハイレベルなんだと感じます。そして団体戦特有の雰囲気..
自分ももっと強い気持ちを持って しかも冷静にコートに入らなければなりません。
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