コハルが世界ユース選手権 U-15 女子シングルスと女子団体戦で銅メダルを獲得しました。本当に沢山の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。

まずはコハルの技術指導を全て行ってくださっている平岡さんに感謝いたします。今夏はドイツナショナルチームの台北遠征をキャンセルしてフラットヒルで2週間 がっちり指導していただきました。

アンドロの講習会でも受講者の方々に説明しましたが、ドイツでの経験やブンデスリーグでの戦術などは 私はアドバイスすることはできますが、技術指導は全て平岡さんに教えていただいています。私が指導すると「コージの指導は突貫コージ」となり「試合で上手くいかなかった部分だけの練習」になってしまうため まだ基礎技術がしっかりしていない子供たちへの指導は100%で妻に任せました。日本からの帰国後は 妻が自分で撮影してきたフラットヒルでの練習風景と シェークハンズで配信されている「平岡理論の動画」を繰り返し見ながら「とにかく平岡さんに習ってきたことだけを徹底して」練習しました。世界ユースでは準決勝で中国選手に2対4で敗退したものの 試合を重ねるごとにプレーが良くなっていきました。

平岡さん 本当にありがとうございました。

シェークハンズセンターで練習している仲間たちにも感謝申し上げます。ボバ、アレックス、ポリーナ（右端のウクライナの女子選手のカットマン）には直前までカット打ちをさせてもらいウズベキスタンのカット選手にも自信を持って対戦できました。

上田選手にも時々練習をしていただき「異次元の質のボール」に必死喰らい付き、試合1週間前には「鉄壁のブロック」の奥様に何度も練習相手をしていただきました。

「もう終わるね」「先に帰るから家の鍵貸して」が口癖だったコハルは近年 意識が変わりました。1部リーグに出場のため1人で電車を数時間乗り継ぎ試合に行き 帰宅は深夜。WTTユースからの帰宅も深夜。私は「明日休養？それとも練習する？」とも聞きませんが、高い目標に向かって翌日も練習をするようになりました。練習場の使えない休日は1人で外を黙々とランニングしていました。

本人が頑張ったのは勿論ですが、沢山の方々の力をお借りしながら昇れた世界ユースの表彰台だったと思います。

コハルのメダル決定戦はクラスの皆も応援してくれたそうです。ドイツ語の授業の時にコハルの友人とカズトが「コハルの試合を応援したい」と伝えると 先生が快諾してくれたらしく、クラスみんなでコハルの試合を応援してくれました。「卓球って何点までなの？」「今の入ったの？」と会話しながらも皆が真剣に応援してくれたそうです。
親としては嬉しい反面 カズトの授業の成績が心配なのですが..

日常では私と卓球の話を ほとんどしないコハル。試合期間中も全く私と連絡をとらないコハルが 試合後に「今からパパのところに行くね」と連絡してきました。
「どうしたの？」と聞くと「大声で応援してくれてありがとうね」と言ってくれました。

世界ユースの1週間前に行われた 全ドイツTOP48 U-15 ではカズトが自身初の表彰台に昇りました。今まではベスト8が最高成績だったため本当に嬉しかったです。カズトも妻が付きっ切りで指導しました。責任を感じて心配する妻でしたが「カズトはかなり良くなっているよ。ベスト4には入れると思う」と伝えていました。ネットで結果をチェックするとベスト4に入り「良かった！」と喜ぶ妻に「この大会は3位決定戦があるので、もう1回勝たないと表彰台には昇れない。相手は現在6連敗中の選手だよ…」

最終ゲーム 8対10から逆転し勝利！初めて表彰台に昇りました！

カズトは現在ナショナルチームのBチームですが、少しでもAチームに近づき来年のヨーロッパ選手権のレギュラーを掴んでほしいです。

X（旧ツイッター)にも投稿しましたが、当初は応援に行く予定すらなかった世界ユース..
コハルの準々決勝が終わりメダルを確定させた11月28日の午後3時頃

（この写真は ITTFの取材で来ていた温くんが「こんなチャンスないから家族で表彰に昇って写真を撮ろう！と言って撮影してくれました！)

「世界の大会で自分の子供が表彰台に昇る姿って、もちろん子供達はこれからも頑張るかもしれないけど、そう簡単に見れないかもしれない。今からスウェーデンまで車で行ける？」と言い出した妻..
「嘘だろ？」と返事をしながらグーグルマップを調べると 約850KMの距離 10時間の運転.. 仮眠をとったら12時間オーバー..
「楽勝じゃん！夕飯や明日の準備は今からしてアキトとカズトに連絡するから。はい準備して！」

仮眠用の毛布と歯ブラシ、携帯の充電器だけ持って その2時間後には運転開始笑

帰りは経験したことのない睡魔に襲われ、仮眠をとっても とっても眠くなったため「日が昇るまで仮眠しよう」と判断し 無事に帰宅しました。

0泊3日の狂行ツアー。Pタク超頑張りました笑（Xに投稿しましたが 私が選手や子供達を送り迎えすることを 我が家ではP（パパ)タク（タクシー）と呼ばれています)

毎週のように試合があり 勝てば喜び 負けては落ち込みの繰り返しですが 嬉しいときには素直に喜びたいと思います！