神 巧也(じん たくや)選手は1993年3月2日生まれ青森県黒石市出身、右シェーク裏裏のドライブ主戦型。
強い回転のかかったサーブとフットワークを生かしたパワフルな両ハンドドライブを武器に「卓球界一熱い男」と称されるほどガッツ溢れるプレーが魅力的な選手です。
ITTF世界ランキング最高は44位(2019年12月)
父親と兄姉の影響で卓球を始めました。小学校時代は全国的に無名ではありましたが強豪青森山田中学に入学します。全国から集まったエリート集団とも呼べるチームメイトに揉まれ着実に力をつけ全国中学校体育大会では男子シングルスでベスト8に入賞するほどの実力をつけました。
青森山田高校に進学後も1年生でインターハイ男子シングルス3位になるなど徐々に全国で結果を出し始めます。2010年にはジャパンオープン荻村杯アンダー21でも準優勝と国際舞台でも活躍しています。
高校卒業後はは明治大学に進学しました。1年生の時、全日本学生選手権でシングルス、ダブルス(平野友樹ペア)の2種目で優勝、さらに同年の全日本学生選抜卓球選手権大会においては男子シングルスで優勝を成し遂げました。
大学4年生時には海外リーグであるスウェーデンリーグに参戦し着実に力をつけ、翌年の全日本選手権で男子シングルス準優勝という素晴らしい成績を残しています。
この時青森山田時代の恩師でもある板垣孝司コーチはブログにて神選手を「青森山田学園で最も伸びた『彼』」と紹介しています。
この1球に魂を込めて!青森山田学園で最も伸びた『彼』とは?(前編)
この1球に魂を込めて!青森山田学園で最も伸びた『彼』とは?(後編)
大学卒業後は実業団チームの名門シチズン時計に所属しました。神巧也選手がシチズン時計に所属した4年間でシチズン時計は全日本実業団選手権で優勝、4年連続でJTTLファイナル4に進出、さらには平成30年度後期日本卓球リーグ酒田大会において23年ぶりの優勝を果たすなどチームに大きく貢献しています。
2019年にプロ転向を表明しTリーグに参戦、T.T彩たまに所属しました。プロ転向時の世界ランキングは314位でしたが1年で44位までランクアップしています。
2020年にはTリーグ シングルス最多勝 後期MVPを受賞しています。
2019-2020シーズンから2021-2022シーズンまでT.T彩たまのキャプテンとしてチームを牽引してきました。
2022年にT.T彩たまを退団し、ドイツブンデスリーグ1部の強豪チームであるザールブリュッケンへの移籍を表明しました。同時に自身の所属先も松平健太選手や岸川聖也選手らが所属するファーストに移しています。
2022-2023シーズン、ドイツ・ブンデスリーガではリオ五輪ベスト8のクアドリ・アルナ選手に勝利するなどチームに貢献し、ヨーロッパチャンピオンズリーグでは優勝、ブンデスリーガプレーオフ準優勝という素晴らしい成績を残しています。プレーオフ決勝ではチームこそ敗れたものの、ドイツの皇帝とも呼ばれるティモ・ボル選手を3-1で下すなどの活躍を見せています。
2023-2024シーズンからはポーランドスーパーリーグのダートム・ボゴリアに移籍しチームの主軸として活躍しています。
ポーランドスーパーリーグ参戦直前にはシェークハンズに練習のため訪れています。
そのときの様子は平岡監督のブログで紹介されています
左から平岡義博監督、神巧也選手、佐藤光彦コーチ
多球練習で大きく動くフォアハンドの練習を実演する神選手
中陣でのフォアバック切り返し練習を紹介する神選手
神選手のどこまでも飛びつけるフットワークや両ハンドドライブなどはシェークハンズの記事でも紹介しています。
卓球界一熱い男!神巧也選手の今後の活躍に目が離せません!
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