邱 党(ちゅう だん/Qiu Dang)選手は1996年10月29日生まれ、右ペンホルダー裏裏のドライブ主戦型。ドイツ生まれの代表選手としては初のペンホルダーの選手です
サーブからフォアハンドで回り込みラリーに持ち込むことを得意としています。打点が速く回転量もある裏面でのバックハンドも特徴の一つです。
父親はリオオリンピックで水谷隼選手のプライベートコーチを務めるなど名指導者として知られている元中国代表の邱建新監督。
ITTF世界ランキング最高は8位(2023年4月)
ドイツで卓球スクールを経営する卓球一家に生まれました。両親ともに元中国代表選手で兄の邱梁(Qiu liang)選手もドイツの卓球選手です。
6歳から卓球をはじめ、ペンホルダーの選手であった父からはシェークハンドを勧められましたが後にペンホルダーに変更しました。
2010年にはヨーロッパジュニア選手権のシングルスで銅メダルを獲得しています。
2014年にドイツブンデスリーガ2部のTTCフリッケンハウゼンの2軍に所属しました。 2015-2016シーズンは2部のTTC Ober-Erlenbachでプレーし、その後1部のASV Grünwettersbach(グリューンヴェッタースバッハ)と契約しました。
2017年のジャパンオープンではU21大会で3位に入賞し、ワールドツアー初のメダルを獲得しています。
2017年12月からデュッセルドルフに拠点を移し、ドイツのナショナルチームのメンバーとして卓球メインの生活を始めました。
ベネディクト・ドゥダ選手とのダブルスで2018年にのドイツ選手権で優勝しその後6連覇、2019年にはシングルスでは3位に入賞しています。団体戦では前回王者のボルシア・デュッセルドルフから金星を挙げ、グリューンヴェッタースバッハを2018-2019シーズンカップ準決勝に導きました。
2020年2月ポルトガル オープンで男子シングルスで優勝、 グリューンヴェッタースバッハがカップ戦を制し、翌シーズン初めてブンデスリーガのプレーオフに進出するなど輝かしい成績を残しています。
さらに2021年にはドイツ・ブンデスリーガの名門クラブであるボルシア・デュッセルドルフと契約します。
同年のヨーロッパ卓球選手権ではニーナ・ミッテルハム選手と組んだ混合ダブルスで優勝、団体戦ではティモ・ボル選手とドミトリ・オフチャロフ選手が不在の中、見事金メダルを獲得しました。
WTTコンテンダーチュニス、WTTコンテンダードーハの男子シングルスで決勝に進出するなど、国際大会でも目立った成績を残し始めます。
2022年のヨーロッパ選手権では男子シングルスにおいてドイツの皇帝ティモ・ボル選手など強豪選手次々とを破り決勝に進出。決勝ではダルコ・ヨルジッチ選手を下し見事優勝を飾りました。
中ペンのグリップと指の調整を教える邱党選手
「中ペンの最も重要なグリップ!フォアハンド、バックハンド、台上それぞれ力の入れる指とは!?byダン・チュウ」より
中国式ペンホルダーで世界で活躍している邱党選手のレッスン動画はこちらから視聴できます。
邱党選手の回り込みフォアドライブ
邱建新監督の指導のもと対下回転バックドライブを練習する邱党選手
邱建新監督の指導を受ける邱党選手の動画はこちらから視聴できます。
近年目覚ましい活躍を見せる邱党選手に今後も期待が高まります!
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