梅村 優香(うめむら ゆうか)選手は2000年1月9日生まれ青森県出身、左シェーク裏表の前陣速攻型。
素早いフットワークと両ハンドの鋭いツッツキ、バックハンドの変化をつけた攻撃が特徴です。
ITTF世界ランキング最高は178位(2017年11月)、U21の部で36位(2018年3月)。
両親ともに卓球経験者で試合会場によく連れられて行ったことから、自然と卓球に興味が湧き小学2年生から卓球を始めました。中学校は石川佳純選手らを輩出した大阪の強豪校四天王寺羽曳が丘中学校へ入学します。
梅村優香選手は小学生時代裏裏の攻撃型でしたが、卓球界では小柄な選手は身長の高い選手や手足の長い選手に比べるとパワーで勝つことは難しいと言われています。しかし変化をつけてなら勝てる、と中学生時代の顧問の勧めで表ソフトに転向しました。
初めはナックル系の薄いラバーを使用していましたが速いボールが出ずに相手にすぐ攻略されてしまうことから、スピードも出せて変化もあるラバーへの替え今の戦型へとなりました。用具についてはシェークハンズの動画内でも解説しています。
また小柄な選手ほど低い打点でのスマッシュやミート打ちがやりやすくなるため、スマッシュとドライブの使い分けが相手からわかりにくくできるようになります。またスマッシュとドライブの使い分けに加えて梅村優香選手は、バック面表ソフトの変化を利用したブロックやプッシュなども打つことができるため、相手は梅村優香選手のプレーに慣れるのに時間を費やしてしまします。
フォアカウンターを実演する梅村選手
バック表の変化を利用しロビングをストップすることも
表ラバーへの変更が功を奏し2014年の全国中学校卓球大会の準決勝、当時昇陽中の伊藤美誠選手に1ゲームを奪取する大健闘を見せ堂々の3位入賞しています。
四天王寺高校に進学後も2016年インターハイでは学校対抗優勝、2017年には学校対抗優勝、シングルスも当時希望が丘高の岩越帆香をストレートで下し優勝し見事2冠を達成しました。
高校卒業後は関東の強豪校である中央大学に進学し、大学生活と卓球を両立させています。
2019年からTリーグのトップおとめピンポンズ名古屋に加入し、主にダブルスで起用されました。中央大学の先輩でもある森田彩音選手とのペアで6試合に出場しています。
同年のITTFチャレンジ・タイオープでは森田彩音選手と組んだ女子ダブルスで準優勝、女子シングルスアンダー21の部で見事優勝を飾っています。
2021年からはTリーグ・木下アビエル神奈川に移籍しました。
147センチと小柄でありながら、自分より体の大きな選手相手に結果を残してきた梅村優香選手。「卓球界の小さな巨人」とも言われる通り今後の活躍にも期待です。
梅村優香選手の動画はこちらから視聴可能です。
プレミアムサービスで梅村優香の卓球指導動画が見放題