吉田 雅己(よしだ まさき)選手は1994年9月30日 生まれ北海道札幌市出身の右シェーク両面裏裏ドライブ型。
前陣でのプレーを主とし両ハンドでの速攻が特徴です。サービスや台上技術も得意とし3、4球目で一気に相手をたたみかけるプレースタイルです。
ITTF世界ランキング最高は18位(2017年8月)段位は7段。
父はインターハイベスト16、母は実業団の選手、上の2人の兄も卓球経験者という卓球一家に生まれ、6歳から自宅横の卓球場で卓球を始めます。道内の円山クラブに所属し、クラブの練習がない日は自宅で練習をするほどの卓球好きでした。
小学生時代から全日本バンビ2位、カブ3位、そして小6でカデット(13歳以下)で全国初タイトルを獲得するなど輝かしい成績を収めています。
中学校は名門青森山田中学校に入学します。入学当時の青森山田は高校3年に水谷隼選手と松平賢二選手、3年上には上田仁選手と松平健太選手が在籍し同期のライバルは丹羽孝希選手と町飛鳥選手という錚々たるメンバーが揃っていました。
強いライバル達に揉まれ全国中学校卓球大会では学校対抗では3年間優勝、3年時のシングルスは決勝戦で森薗政崇選手を3-1で破り見事優勝を飾っています。
青森山田高校進学後も着実に力をつけていきます。全日本選手権のジュニア男子シングルスで2年連続準優勝、3年時のインターハイでは町飛鳥選手と組んだダブルスで準優勝、男子シングルスで優勝、学校対抗でも優勝という素晴らしい実績を残しました。
高校卒業後は愛知工業大学に進学し、ドイツブンデスリーガにも参戦しています。2013-2014シーズンから2015-2016シーズンにかけてブンデスリーガ1部のグレンツァオに在籍しました。
ブンデスリーガ1部グレンツァオ在籍時の吉田選手(中央)
ITTFワールドツアーU21の部で多くの好成績を残すなどその活躍が認められ、2015年の世界選手権出場を果たします。
そのときに青森山田時代の恩師である板垣孝司監督はブログで吉田選手について紹介しています。
さらに、国内でも2016年の全日本選手権で水谷隼選手と組んだ男子ダブルス優勝を果たすなどの活躍を見せています。
大学卒業後は実業団の協和発酵キリンに所属しました。その後、日本人初となるインドリーグへ参戦しています。インドのプロリーグ、UTT(Ultimate Table _tennis)は男女混成団体で行われ、8シングルス、1ダブルスの試合方式をとっています。森さくら選手とともDABANG SMASHERSに所属しチームの優勝に貢献しました。
2018年からはTリーグに参戦し、2018-2019シーズンから2020-2021シーズンまでは岡山リベッツに所属していました。2021-2022シーズンからは木下マイスター東京に所属し、2022年からは木下アカデミーのコーチとしての役割も果たしています。
2020年の全日本選手権では自己最高となる男子シングルス3位に入賞、2022年の全日本選手権でも再び3位入賞を果たし長きにわたってその強さを示し続けています。
2024年3月木下マイスター東京の退団を発表しました。
3球目攻撃を実演する吉田雅己選手
吉田選手の動画はこちらからも視聴できます。
【吉田雅己】勝つための3球目攻撃。世界トップとの対戦経験を基に解説!
ジュニア時代から国内外で多くの好成績を残し、日本人として初めてインドリーグにも挑戦して結果を残した吉田雅己。今も尚日本のトップで戦い続ける吉田選手のこれからの活躍に期待が高まります。
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