高樹ミナ
スポーツライター。千葉県出身。競馬、F1、プロ野球を経て、00年シドニー、04年アテネ、08年北京、10年バンクーバー冬季、16年リオ、20年東京五輪・パラリンピックを現地取材。主に卓球、トライアスロン、パラスポーツを専門とする。執筆活動の他TV、ラジオ、講演等にも出演。自著に『卓球ジャパン女子』(汐文社)。『ポジティブラーニング』(松岡修造/文藝春秋)、『転んでも、大丈夫』(臼井二美男著/ポプラ社)、『美宇は、みう。』(平野真理子/健康ジャーナル社)、『卓球メンタルメソッド』(平野早矢香/実業之日本社)他で構成・編集協力。国際スポーツプレス協会(AIPS)および日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。
Guten Tag! 今、私はドイツのバイエルン州にいます。上田仁選手が家族で移り住んだバート・ケーニヒスホーフェンにやって参りました!
日本を発ったのは9月21日。ドイツ・ミュンヘンを経由し、22日にクロアチアのドゥブロブニクに到着して、まずは23、24日の2日間、上田選手が出場したヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)第1ステージを取材。
上田選手が前半戦のみ登録しているオーストリアのウィナー・ノイシュタットは4チーム総当たりのリーグ戦を1位通過し、見事、第2ステージに駒を進めました。
上田選手自身も5戦に起用されて3勝。チームに貢献しましたが、成績はもとより生き生きとプレーする上田選手を見られたことが何よりもうれしかったです。
「めちゃ緊張したけど、いい練習と試合ができて満足な内容でした」
「いいボールが入ってくると、どんどん気持ちが乗ってきて、『やっぱ、卓球楽しいな』って久々に感じることができました」
試合後、そんな感想の数々を聞いて、日本から31時間かけてはるばる来た甲斐があったな〜と胸が熱くなりました。
あと、上田選手が言っていた「生身で体験するっていうのは、やっぱりすごい大きいことだなって一番思います」という言葉に深く共感。
私の海外取材は基本自費なので、お財布にはヒジョーに痛いのですが、思い切って現地にやってくると、頭で考えているだけじゃ分からないことがたくさんあって、卓球の知識もさることながら、人との出会いやその土地の文化、美味しい食事やお酒などなど「経験」という財産がわんさと増えます。
↓↓上田選手のおすすめの技術動画はこちら↓↓
ドゥブロブニクを後にしてからは一旦ミュンヘンに戻り、有名なビールの祭典オクトーバーフェストに参戦。ひとりで出かけて行ったんですけど、会場に入るなりドイツの皆さんがすぐ仲間に入れてくれて、1リットルのジョッキビールをグビグビ。酒飲みのノリは万国共通です(笑)
29日にはミュンヘンからワルシャワへ飛び、神巧也選手に会ってきました。
昨シーズン、ドイツ・ブンデスリーガ2位でECL王者のザールブリュッケンにいた神選手は今シーズン、ポーランド・スーパーリーグのチャンピオンチーム、ダートム・ボゴリアに移籍しています。
30日のホームマッチにお邪魔したら、相手チームにスウェーデンのモーレゴード選手がいてびっくり! スポット参戦しているそうです。
そういえば日本の方から「海外リーグって、どうやって取材許可を取るんですか?」と聞かれることがありますが、ズバリ現地交渉です。
「どうもー、日本から来たスポーツライターです。あなたのチームのエキサイティングな試合をぜひ取材させて下さい。日本のメディアに記事を載せます!」
と、まぁ、こんな感じのことを勢いよく言うと(←ココ大事です)「よく来てくれたね! どうぞどうぞ」とコートサイドに通してくれて、「この席、使って」とか「これ飲んでね」と歓迎してくれる場合がほとんどです。
あと、私はAIPS(=International Sports Press Association/国際スポーツプレス協会)の会員証を持っているので、それも一緒に提示すると安心してもらえます。
とにかく堂々と笑顔で体当たりが成功の鉄則ですね。
ちなみに世界選手権のような大規模大会は事前申請が必須です。
神選手はシェークハンズでも技術解説をしていますので、こちらもぜひご覧下さい!
【神巧也の相手が分かりにくい横系ショートサーブのコツとは!?】
ワルシャワからはフランクフルトに移動し、170kmほど離れたバート・ケーニヒスホーフェンへ。ドイツで試合に出るためフランクフルト空港に到着したばかりの皆川優香選手と一緒にケーニヒスホーフェンの板垣孝司監督の車に乗せてもらいました。
そして、ドイツ時間10月8日13時(日本時間20時)からはケーニヒスホーフェンのホームマッチを取材します。
本拠地のシェークハンズ・アリーナに迎えるのはブンデスリーガの名門オクセンハウゼン。ブラジル代表のカルデラノ選手やフランス代表のゴジ選手がいる現在リーグ3位のチームです.
対するケーニヒスホーフェンはエースのシュテガー選手、好調アレグロ選手、爆発力のあるゼリコ選手が一丸となって勝利を目指します。白熱すること間違いなし!
試合のライブスコアはコチラから→ https://www.ttbl.de/bundesliga/gameday/2023-2024/6/ff15e420-3737-431c-b1f5-10a28f5dad7a
高樹ミナ
スポーツライター。千葉県出身。競馬、F1、プロ野球を経て、00年シドニー、04年アテネ、08年北京、10年バンクーバー冬季、16年リオ、20年東京五輪・パラリンピックを現地取材。主に卓球、トライアスロン、パラスポーツを専門とする。執筆活動の他TV、ラジオ、講演等にも出演。自著に『卓球ジャパン女子』(汐文社)。『ポジティブラーニング』(松岡修造/文藝春秋)、『転んでも、大丈夫』(臼井二美男著/ポプラ社)、『美宇は、みう。』(平野真理子/健康ジャーナル社)、『卓球メンタルメソッド』(平野早矢香/実業之日本社)他で構成・編集協力。国際スポーツプレス協会(AIPS)および日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。